The Sake Wire

梅の研究者が独学で挑む、高知のウイスキー

梅の商品開発に携わってきた研究者が、1年間の独学でウイスキー造りを身につけ、高知県産のウイスキーで世界を目指しています。

日本のウイスキーといえば、長い歴史を持つ大手の蒸留所が思い浮かびます。いま注目されているのは、各地で次々に生まれている小さな新しい蒸留所です。日刊ゲンダイの報道によると、四国の南側、太平洋に面した高知県にある仁淀川蒸留所(Niyodogawa Distillery)では、山崎祐大(Yudai Yamazaki)氏がウイスキー造りを担っています。山崎氏はもともとウイスキーとは別の分野の研究者でした。

梅の研究室から蒸留器の前へ

蒸留所の銅製の蒸留器
蒸留所の銅製の蒸留器 — 写真: Tiago Antonio(Pexels)

山崎氏が以前に手がけていたのは、梅の商品開発の研究でした。梅(ume)は日本の果実で、ヨーロッパでは梅酒(umeshu)の原料として知られています。転機になったのは、勤め先がウイスキー事業を始めると決めたことでした。山崎氏はそれをきっかけに、1年をかけてウイスキーの製法を独学で学びました。酒造りの家に生まれたわけでも、ほかの蒸留所で長く修業したわけでもない人が造り手になる。新しい蒸留所が増えている今の日本らしい出発点です。

「メード・イン・高知」で世界へ

高知県を流れる清流のイメージ(蒸留所名の由来となった川)
高知県を流れる清流のイメージ(蒸留所名の由来となった川) — 写真: Derin Cag(Unsplash)

山崎氏は海外のコンペティションにも挑戦しています。目標に掲げるのは、高知で造ったウイスキーで世界に通用することです。蒸留所の名前は、高知県を流れる仁淀川から取られています。大手の名前に頼るのではなく、土地の名前を前面に出して国際的な評価を求めるこの姿勢は、日本各地の新しい蒸留所に共通する流れでもあります。

ヨーロッパでの楽しみ方

テイスティンググラスに注いだウイスキー
テイスティンググラスに注いだウイスキー — 写真: Michael M(Pexels)

日本の新しい蒸留所のウイスキーは、生産量が少なく、ヨーロッパに届く本数も限られています。気になる方は、海外のコンペティションの受賞リストや、専門店の日本ウイスキーの棚で「Kochi」や「Niyodogawa」の名前を探してみてください。若い蒸留所のウイスキーは、年を追うごとに味わいが変わっていくのが魅力です。少量の水を加えて香りの開き方を確かめたり、同じ蒸留所のボトルを数年おきに飲み比べたりすると、造り手の試行錯誤を一緒に追いかけることができます。

参考・出典

https://www.chiba-tv.com/plus/detail/2026102101900

参考・出典

本記事は上記の公開情報をもとに The Sake Wire 編集部が要約・執筆したものです。画像は自社素材を使用しています。

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