The Sake Wire

京都・福知山のビールが国際審査会で金賞と銀賞

京都府福知山市の醸造所プライマリーバレルズのビール2種が、1459点が出品された「インターナショナル・ビアカップ2026」で金賞と銀賞を受けました。

金色のクラフトビールを注いだグラス
金色のクラフトビールを注いだグラス — 写真: Pavel Danilyuk(Pexels)

日本のお酒というと日本酒や焼酎を思い浮かべる人が多いでしょう。ですが、日本ではクラフトビールの小さな醸造所も各地で育っています。京都府の地元紙・両丹日日新聞(2026年10月21日)によると、福知山市の井上株式会社が運営する醸造所「プライマリーバレルズ(Primary Barrels)」のビール2種が、国際的なビール審査会「インターナショナル・ビアカップ2026(International Beer Cup 2026)」で金賞と銀賞を受けました。

1459点の中から選ばれた2本

色合いの異なるビールを並べた審査風の試飲グラス
色合いの異なるビールを並べた審査風の試飲グラス — 写真: Bohdan Stocek(Unsplash)

地元紙はこの審査会を「世界五大審査会の一つ」と紹介しています。2026年は1459点のビールが出品されました。その中で、プライマリーバレルズは1本が金賞、もう1本が銀賞を受けています。2本が同時にメダルを取ったことは、1本だけがたまたま良かったのではなく、醸造所の造りの確かさをうかがわせる材料の一つといえるでしょう。このような審査会では、多くの場合ビールのスタイル(種類)ごとに評価が行われます。そのため、金賞は「同じスタイルの中で特に優れている」と認められたことを意味します。

京都北部の町から世界の舞台へ

小規模なクラフトビール醸造所の発酵タンク
小規模なクラフトビール醸造所の発酵タンク — 写真: cottonbro studio(Pexels)

福知山市は京都府の北部にある内陸の町です。観光地として知られる京都市の中心部からは離れています。今回の受賞は、日本のお酒づくりが大都市や有名な産地だけで行われているのではないことを示す一例です。地方の会社が運営する醸造所でも、世界中から集まったビールと並べて評価され、上位に選ばれています。日本のクラフトビールは国内向けの印象がまだ強いかもしれません。しかし、国際審査会での受賞は、海外の飲み手や輸入業者が新しい造り手を見つけるきっかけにもなります。

ヨーロッパの読者には、受賞したことそのものより「日本のクラフトビールは今どこまで来ているのか」を知る手がかりとして、このニュースを読んでいただきたいと思います。ヨーロッパのビール専門店やオンラインショップで日本のクラフトビールを見かけたら、ラベルに書かれた醸造所名や受賞歴を確かめてみてください。ベルギーやドイツ、オランダのビールと同じスタイルのものを飲み比べると、日本の造り手がどんな点を工夫しているのかが見えてきます。プライマリーバレルズについても、受賞したビールの詳しい情報や購入方法は、醸造所の公式発表を確認するのが確実です。

参考・出典

本記事は上記の公開情報をもとに The Sake Wire 編集部が要約・執筆したものです。画像は自社素材を使用しています。

秋田の酒を EU で試す — €6 から

180ml のお試しサイズと、日本酒・ワイン・ビール・ジンのフルボトル。アムステルダムから EU 域内へ発送。

ショップへ →