The Sake Wire

朝倉蒸溜所がISC 2026でラム部門の最高栄誉

福岡県の朝倉蒸溜所が、国際品評会ISC 2026でラム部門の最高栄誉「Rum Producer of the Year」に選ばれました。

日本の蒸留酒といえばウイスキーを思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし今、日本産のラムも国際的な評価を集め始めています。2026年10月28日に西日本新聞meで配信されたニュースリリースによると、福岡県の朝倉蒸溜所(Asakura Distillery)が、国際的な酒類品評会ISC 2026で、ラム部門の最高栄誉「Rum Producer of the Year」を受賞しました。個別の銘柄に贈られる賞ではなく、ラムの造り手そのものに贈られる称号です。

九州・福岡から届いたニュース

福岡県は日本の南西部、九州島の北部にある県です。朝倉蒸溜所の名前は、県内の朝倉市にちなむものと考えられます。今回の発表はニュースリリースとして配信されたもので、受賞の事実が伝えられています。なお、ISCはスピリッツの国際品評会で、ラムのほか、ウイスキーやジンなど幅広い蒸留酒が審査を受けます。その中で日本の造り手がラム部門の頂点に立ったことは、ラムの伝統的な産地であるカリブ海や中南米の外からも、高く評価される造り手が現れていることを示す一例と言えそうです。

「日本のラム」という新しい選択肢

チューリップ型のグラスに注がれた琥珀色の蒸留酒とサトウキビ
チューリップ型のグラスに注がれた琥珀色の蒸留酒とサトウキビ — 写真: Marcelo Verfe(Pexels)

ラムは、サトウキビの搾り汁や糖蜜を発酵・蒸留して造る蒸留酒です。日本では日本酒や焼酎、ウイスキーに比べて生産者がまだ少ない分野ですが、小規模な蒸溜所が独自の解釈で取り組む例が出てきています。今回の一次情報には、朝倉蒸溜所の原料や製法、受賞の対象となった商品についての詳しい記載はありません。そのため、どのようなスタイルのラムなのかは、今後の蒸溜所からの発信を待ちたいところです。

ヨーロッパの読者にとって、まず注目したいのは「Rum Producer of the Year」という称号と「朝倉蒸溜所」という名前です。日本産ラムはヨーロッパではまだ見かける機会が少ないものの、国際的な受賞をきっかけに、専門のスピリッツショップや日本の蒸留酒を扱う輸入業者のリストに並ぶことが増えるかもしれません。見つけたら、まずはストレートで香りを確かめ、次に少量の水を加えて香りの開き方を比べてみてください。カリブ海産や中南米産のラムと飲み比べると、造り手ごとの違いが感じられるかもしれません。

参考・出典

本記事は上記の公開情報をもとに The Sake Wire 編集部が要約・執筆したものです。画像は自社素材を使用しています。

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