美酒爛漫、秋のにごり酒とひやおろしを発売
秋田銘醸が、とろりと甘いにごり酒と、ひと夏寝かせた純米吟醸ひやおろしを秋の季節限定で発売した。

日本の北東部、日本海側にある秋田県は、冬の寒さが厳しく、米どころとしても知られる酒の産地です。県の南東部、湯沢市に本社を置く秋田銘醸(ブランド名「美酒爛漫」)は、2026年9月14日、季節限定の2商品を発売すると発表しました。「むかしながらのにごり酒」と「純米吟醸ひやおろし」です。どちらも日本では秋の訪れを感じさせる酒のスタイルです。
昔の味わいを再現したにごり酒
にごり酒は白く濁った日本酒です。もろみ(米と麹が発酵している状態のもの)を目の粗い布などで漉し、細かな米の粒をわざと残して造ります。蔵によると、今回の「むかしながらのにごり酒」は秋田県産米を使い、昔ながらのもろみの風味を再現したものです。特長は、とろりとした甘みと、なめらかな口当たりだとしています。
ひと夏寝かせてまろやかになる「ひやおろし」
ひやおろしは、冬に造った酒を夏のあいだ蔵で寝かせ、涼しくなった秋に出荷する日本の伝統的な季節の酒です。一般的には、貯蔵の前に一度だけ加熱殺菌し、出荷前の二度目の加熱は行いません。そのため、熟成で落ち着いた味わいがそのまま瓶に詰められます。秋田銘醸の「純米吟醸ひやおろし」は、秋田の冬に仕込み、ひと夏かけて低い温度で熟成させました。純米吟醸は日本酒の等級のひとつで、米、米麹、水だけを原料とし、米を外側から削って元の重さの60%以下にしたうえで、低い温度でゆっくり発酵させて造ります。蔵は、この酒の特長をふくらみのある香りとまろやかな味わいだとしています。
ヨーロッパで秋の日本酒を楽しむには

今回の2商品は日本国内向けの季節限定品で、ヨーロッパで販売するという発表はありません。それでも、にごり酒とひやおろしは、ヨーロッパの日本酒専門店や輸入業者でも秋に見かけやすいスタイルです。ラベルに「Hiyaoroshi」や「Aki-agari」とあれば秋に出荷された熟成酒、「Nigori」とあれば濁り酒です。にごり酒は瓶の底に米の粒が沈んでいるので、栓をしたまま瓶をゆっくり逆さにして全体を混ぜ、冷やしてから注ぐと、とろみと甘みをむらなく楽しめます。ひやおろしは冷蔵庫から出して少し時間をおくか、軽く温めると、まろやかな香りが立ちやすくなります。きのこ料理、ジビエ、熟成したチーズなど、秋の食材と合わせてみてください。
参考・出典
本記事は上記の公開情報をもとに The Sake Wire 編集部が要約・執筆したものです。画像は自社素材を使用しています。
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