The Sake Wire

TWSC2026、焼酎・泡盛の頂点に4銘柄

アジア最大級の蒸留酒品評会TWSC2026で783点が審査され、ウイスキーやジン、焼酎・泡盛の計7本が最高賞「BEST OF THE BEST」に選ばれた。

東京ウイスキー&スピリッツコンペティション2026の結果発表
東京ウイスキー&スピリッツコンペティション2026の結果発表 — 画像提供: PR TIMES(ウイスキー文化研究所)(プレスリリースより)

東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)は、ウイスキー文化研究所が主催する蒸留酒の品評会です。8回目となる2026年の結果が、5月15日に発表されました。出品数は計783点です。内訳は、ウイスキーやジン、ブランデーなどの「洋酒部門」が594点、日本の伝統的な蒸留酒を扱う「焼酎・泡盛部門」が189点でした。主催者は、日本で唯一、アジアでは最大級の蒸留酒品評会としています。

カテゴリーを超えた頂点「BEST OF THE BEST」

TWSC2026でBEST OF THE BESTに選ばれた銘柄
TWSC2026でBEST OF THE BESTに選ばれた銘柄 — 画像提供: PR TIMES(ウイスキー文化研究所)(プレスリリースより)

BEST OF THE BESTは、国や地域を問わずに各カテゴリーの1位を決める特別賞です。最高金賞と金賞の受賞酒から候補を選び、銘柄を伏せたブラインド方式で再び審査して、最高点の1本を選びます。洋酒部門では3本が受賞しました。シングルモルトウイスキーは、台湾のカバラン蒸溜所の「カバラン ソリスト オロロソシェリーカスク カスクストレングス」で、4年連続の受賞です。ジャパニーズジンは三宅本店の「クラフトジン瀬戸内 甘夏」が初めて選ばれました。ワールドジンでは、スロベニアの「ブロークン・ボーンズ ロンドン ドライ ジン」が、初めての出品で受賞しています。

焼酎・泡盛部門では米焼酎が初受賞

TWSC2026焼酎・泡盛部門の受賞酒
TWSC2026焼酎・泡盛部門の受賞酒 — 画像提供: PR TIMES(ウイスキー文化研究所)(プレスリリースより)

焼酎は、サツマイモ、大麦、米などを原料にした日本の蒸留酒です。泡盛は沖縄の米の蒸留酒を指します。この部門では4本が頂点に選ばれました。芋焼酎は西酒造の「吉兆宝山」で、同社にとって初の2年連続受賞です。麦焼酎は薩摩酒造の「神の河Black」で、3年ぶり2度目の受賞となりました。米焼酎のカテゴリーが選ばれたのは今回が初めてです。日本酒「八海山」で知られる新潟の八海醸造が、オーク樽で貯蔵した米焼酎「風媒花」で受賞しました。泡盛は八重泉酒造の「古酒八重泉(44%)」が初受賞です。

狭き門の最高金賞と、日本の新世代蒸留所

TWSC2026洋酒部門で最高金賞を受けた銘柄
TWSC2026洋酒部門で最高金賞を受けた銘柄 — 画像提供: PR TIMES(ウイスキー文化研究所)(プレスリリースより)

最高金賞を受けたのは、洋酒部門で65点(出品の上位11%)、焼酎・泡盛部門で23点(上位12%)でした。洋酒部門には、厚岸蒸溜所や三郎丸蒸留所などの日本のウイスキーが並びます。熟成前の原酒「ニューメイク」部門には、飛騨高山蒸溜所など新しい造り手も入りました。焼酎蔵の西酒造や薩摩酒造が、ウイスキーの部門でも最高金賞を受けている点も目を引きます。ジャパニーズブランデー、焼酎をベースにしたスピリッツ、ジンの受賞も多く、日本の蒸留酒の幅広さがうかがえます。ジャパングランプリやベストデザイン賞などの特別賞は、結果発表の時点では、後日別に発表される予定とされていました。

ヨーロッパで探すなら、まずジンが手がかりになります。ジャパニーズジンは柑橘類などの日本の植物素材を生かしたものが多く、手に取りやすいカテゴリーです。焼酎は、ウイスキーに比べてアルコール度数が低めのものが多い蒸留酒です。ロックや水割りなど、好みの飲み方で原料ごとの香りの違いを確かめる方法があります。樽で貯蔵した米焼酎の受賞は、ウイスキーを好む人にとって、焼酎に関心を持つきっかけになりそうです。

参考・出典

本記事は上記の公開情報をもとに The Sake Wire 編集部が要約・執筆したものです。画像は自社素材を使用しています。

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