宝酒造、純金箔入り純米「御神酒」小瓶を限定発売
京都の宝酒造が、神様に供えたあと皆で飲む年末年始の儀礼酒を、金箔入り純米の180ml小瓶で今年も数量限定発売した。

京都に本社を置く大手酒造メーカーの宝酒造(Takara Shuzo)は、看板ブランド「松竹梅(Shochikubai)」から「特撰松竹梅『御神酒(おみき)』<純米>純金箔入」の180ml瓶を、2026年10月20日に日本全国で数量限定発売しました。毎年この時期に出している季節商品で、お酒の需要がいちばん高まる年末年始に向けたものです。参考小売価格は税抜344円です。
神様に供え、あとで分かち合う酒
「御神酒」とは、神道の祭りや儀式など特別な日に神様へ供える日本酒のことです。供えたあとは「お下がり」として下げ、人々が飲むという習わしがあります。神様と同じものを口にすることで、ご利益を分けてもらうという考え方です。日本の多くの家庭や会社には「神棚」と呼ばれる小さな祭壇があり、新年を迎える時期に酒を供える場面が増えます。180mlという小さな容量は、神棚に置きやすく、お下がりとしても一度で飲み切りやすいことを狙っています。
精米歩合70%、すっきり辛口の純米酒
中身は「純米酒」です。純米とは、米と米麹(こうじ)だけで造り、醸造アルコールを加えていない日本酒を指します。「精米歩合70%」は、玄米の外側を30%削り、残った70%で仕込んだという意味です。アルコール分は15%で、原料の米は国産です。辛口の目安となる日本酒度は+4(数値がプラスほど辛口寄り)、酸度は1.4で、宝酒造は「飲みごたえのある辛口」と説明しています。瓶の中には本物の金箔が入り、ラベルも金色を基調とした華やかなデザインです。宝酒造は通年商品の「上撰松竹梅『御神酒』<純金箔入>」も販売しており、この純米版は年末だけ数を限って加わる、少し上のランクの位置づけです。
ヨーロッパで楽しむなら
宝酒造は、1980年前後にアメリカで現地法人を設立した大手酒造メーカーの一つで、海外でも早くから日本酒を広めてきました。ただし、今回の限定品がヨーロッパへ輸出されるかどうかは発表されていません。それでも、この話から取り入れられることはあります。大晦日や新年に小さな盃で日本酒を少しずつ注ぎ、乾杯の前にまず一杯を「供える」という日本の考え方は、ヨーロッパの年越しの祝いの席にも取り入れやすい習慣です。辛口の純米酒は、常温かぬる燗にすると米のうまみが感じやすくなることがあります。日本食材店では、まず「松竹梅」のラベルや「純米」の表示を手がかりに探し、年末にかけて金箔入りの祝い酒が並んでいないかにも注目してみてください。
参考・出典
- PR TIMES / 宝ホールディングス「【宝酒造】特撰松竹梅「御神酒(おみき)」<純米>純金箔入180ml 数量限定発売」
- SAKE Street「世界で増え続けるSAKE醸造所と、そこにある課題 - SAKEの世界化時代に向けた提言(1)」
本記事は上記の公開情報をもとに The Sake Wire 編集部が要約・執筆したものです。画像は自社素材を使用しています。
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