日本盛、4年連続金賞の大吟醸原酒を数量限定発売
兵庫県の日本盛が、全国新酒鑑評会で4年連続の金賞を受けた大吟醸原酒を、10月1日の「日本酒の日」に合わせて数量限定で一般発売した。

「金賞」が意味するもの

全国新酒鑑評会は1911年に始まった、日本酒の品評会として長い歴史を持つ催しです。国の研究機関である酒類総合研究所と、業界団体の日本酒造組合中央会が共催しています。毎年、全国の酒蔵から数百点の新酒が出品され、入賞酒の中でも特に優れたものだけに金賞が贈られます。本社を兵庫県西宮市に置く日本盛株式会社は、2025年に仕込んだ酒(令和7酒造年度)で4年連続の金賞を受けました。その受賞酒を720ml瓶、税込5,500円で、2026年10月1日から数量限定で売り出しました。
山田錦を38%まで磨いた原酒

原料米は、兵庫県吉川町西奥で育った山田錦だけを使っています。山田錦は代表的な高級酒米で、吉川町は産地の中でも最上位の「特A地区」に格付けされています。精米歩合38%とは、玄米の外側62%を削り落とし、中心部だけを使うという意味です。大吟醸は50%以下まで米を磨いた最上級の区分の一つです。仕上げに水を加えない「原酒」のため、アルコール度数は16〜17%とやや高めです。香りを引き立てるため、少量の醸造アルコールが加えられています。日本酒度は+2.0、酸度は1.2です。
杜氏が狙った「控えめな香り」
醸造責任者である杜氏の中根永敏氏によると、今年は酵母と麹の個性を引き出すよう発酵を管理し、香りをあえて例年より抑えたといいます。そのうえで、喉越しがすっきりするように仕上げました。蔵の説明では、口に含んだ瞬間にリンゴのような香りが立ち、続いてバナナのような香りが口の中に広がります。なめらかな口当たりで甘味と酸味の釣り合いがよく、軽快でやや甘口の味わいだということです。
この限定品の販売先は日本国内の通販と直営店で、同じ瓶をヨーロッパで見つけるのは難しいでしょう。それでも、輸入酒の棚では「金賞」「山田錦」「大吟醸原酒」という言葉が品質の手がかりになります。大吟醸は冷やしすぎず、白ワイン用のグラスで飲むと、果物のような香りを感じやすくなります。原酒は度数が高めなので、少量ずつ注ぎ、刺身や白身魚、軽いチーズと合わせるのがおすすめです。
参考・出典
- PR TIMES(日本盛)「令和7酒造年度全国新酒鑑評会金賞受賞酒数量限定発売のお知らせ」 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000110.000041514.html
参考・出典
本記事は上記の公開情報をもとに The Sake Wire 編集部が要約・執筆したものです。画像は自社素材を使用しています。
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