日本の食品輸出、上半期は過去最高の8,977億円
2026年上半期、日本の農林水産物・食品の輸出額は前年より10.9%増えて8,977億円となり過去最高を更新した。伸びを主導したのは抹茶で、アジアではビールなどのお酒も増えた。

米国が首位、アジアの主要市場も堅調

日本の農林水産省(農水省)は8月4日、財務省の貿易統計をもとにした確報値を公表した。2026年1〜6月の農林水産物・食品の輸出額は、少額の貨物も含めて8,977億円。前年同期より10.9%多く、上半期としては過去最高となった。輸出先の首位は米国で1,626億円(15.3%増)。2位以下は香港の1,100億円(3.0%増)、中国の940億円(4.3%増)、台湾の882億円(9.5%増)だった。6月だけを見ても1,471億円で、前年同月より6.8%増えている。農水省は伸びた理由として、日本食への関心の広がり、訪日旅行者を通じて日本の産品が知られるようになったこと、健康志向の高まりを挙げる。そのうえで、これまでの取引の量が増えたことと、新しい販路の開拓が進んだことが輸出を押し上げたとみている。
アジアの近隣市場でお酒も伸びる

国・地域別の動きには、お酒も挙がっている。韓国ではブリと並んでビールの輸出が増えた。中国でも丸太や清涼飲料水とともに、アルコール飲料の輸出が伸びた。今回の発表では、日本酒やウイスキーなど種類ごとの金額は示されていない。それでも、日本の食品輸出全体が勢いを増すなかで、近隣のアジア市場では日本のお酒への需要も広がっていることがうかがえる。
最も伸びたのは抹茶を含む緑茶

品目別で最も増えたのは緑茶で、前年同期より220億円増えた。欧米やASEAN(東南アジア諸国連合)で、ラテやスイーツの原料になる抹茶などの粉末茶の需要が大きくなったことが主な要因だという。続いて、主に北米と韓国に向けたブリが178億円増、ソースなどの調味料も51億円増となった。欧米で広がる抹茶人気は、日本の輸出統計にも表れている。
ヨーロッパの読者にとって、これらの数字は日本の食がさらに身近になる流れを示している。抹茶ラテが定番になったカフェや、増えつつある和食レストランは、日本のお酒に出会う入り口にもなる。和食店や日本の食品を扱う輸入業者の店では、日本のビールや日本酒の品ぞろえにも目を向けてみたい。ブリの照り焼きや刺身には冷やした辛口の日本酒を、抹茶のスイーツにはやや甘口の日本酒を合わせるなど、輸出が伸びている食材と組み合わせて楽しむのもよい。
参考・出典
- ジェトロ ビジネス短信「上半期の農林水産物・食品輸出額は過去最高の8,977億円」 https://www.jetro.go.jp/biznews/2026/08/e47598ab3d93df2e.html
参考・出典
本記事は上記の公開情報をもとに The Sake Wire 編集部が要約・執筆したものです。画像は自社素材を使用しています。
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