本坊酒造の焼酎2銘柄がISC2026で最優秀金賞
鹿児島の本坊酒造の芋焼酎「原酒 魂の芋」と麦焼酎「屋久島 大自然林 麦」が、ロンドンのISC 2026焼酎部門で最優秀金賞を受賞しました。

日本の蒸留酒「焼酎」が、英国の品評会で高い評価を受けました。鹿児島県の本坊酒造(Hombo Shuzo)は、ロンドンで開かれた「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(International Spirits Challenge、ISC)2026」の焼酎部門で、2つの銘柄が最優秀金賞(Gold Outstanding)を受けたと発表しました。鹿児島県は九州の南端にある県で、焼酎づくりが盛んな地域として知られています。焼酎は日本酒(sake)とは別の酒で、日本酒が醸造酒なのに対して、焼酎は芋や麦などを発酵させてから蒸留してつくります。
英国の専門誌が主催するスピリッツ品評会

ISCは英国の酒類専門出版社ドリンクス・インターナショナル(Drinks International)が主催するスピリッツの品評会で、2026年で31回目です。ジン、ウォッカ、テキーラなどと並んで焼酎部門が設けられています。審査は業界の専門家が銘柄を伏せて行うブラインド・テイスティングです。金・銀・銅の各賞のうち、金賞の中でも特に優れた製品に最優秀金賞が贈られます。各カテゴリーの最高賞「トロフィー」は、10月6日にロンドンのマーチャント・テイラーズ・ホール(Merchant Taylors’ Hall)で開かれた授賞式で発表される予定でした。
ワイングラスで飲む芋焼酎「原酒 魂の芋」

「原酒 魂の芋」は、さつま芋と米麹を原料にした芋焼酎です。麹は穀物に麹菌を繁殖させたもので、原料のでんぷんを糖に変える役割を持ちます。本坊酒造の貴匠蔵(Kisho-gura)の杜氏(醸造責任者)が「ワイングラスで味わう」ことを念頭に造りました。「原酒」とは、蒸留後に水で割らずに瓶詰めしたものを指し、アルコール度数は36%です。熟した果実を思わせる甘い香りと、すっきりした後味が特徴とされています。
屋久島の甕で仕込む麦焼酎「屋久島 大自然林 麦」

もう一つの受賞酒は、鹿児島県の南の海に浮かぶ屋久島(Yakushima)にある屋久島伝承蔵で造られる麦焼酎です。素焼きの大きな陶器の甕(かめ)を使う伝統的な手造りの方法で仕込んでいます。原料は鹿児島県で育った二条大麦と大麦麹で、仕込みには屋久島の軟らかい水を使います。大麦麹由来の香ばしさに加え、カカオや蜜を思わせる濃厚な味わいがあるといいます。アルコール度数は25%です。
ヨーロッパでこの2本を探すなら、日本酒や日本の蒸留酒を扱う専門店や輸入業者に問い合わせるのが近道です。日本でも一部のサイズは特約店のみの販売なので、見つかったら貴重な機会です。「魂の芋」は蔵が意図したとおりワイングラスに注いで、ストレートで香りの変化を楽しんでみてください。麦焼酎のほうは、ストレートやロックのほか、少量の水で割るとカカオや蜜のような風味が開きます。
参考・出典
本記事は上記の公開情報をもとに The Sake Wire 編集部が要約・執筆したものです。画像は自社素材を使用しています。
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