泡盛の蔵が沖縄で熟成、シングルモルト「琉歌」発売
泡盛の造り手として知られる沖縄の新里酒造が、沖縄で蒸留し3年熟成させたシングルモルト「琉歌」の2026年初夏版を約4,000本限定で発売した。

泡盛の蔵が手がけるシングルモルト
沖縄県の新里酒造は、泡盛の造り手として知られる酒蔵です。泡盛は、米と黒麹で造る沖縄の伝統的な蒸留酒です。同社は2026年5月1日、「琉歌(Ryuka)SINGLE MALT JAPANESE WHISKY 2026 EARLY SUMMER」を発売しました。アルコール度数58%、容量700mlのボトルで、同社が新たに始めたウイスキーシリーズの最初のリリースです。日本国内の酒販店、蔵の売店、公式オンラインショップで同じ日に販売が始まりました。生産量は約4,000本としていますが、樽ごとに管理しているため、最終的な本数は多少増減する可能性があるとしています。
亜熱帯の島で3年を過ごした原酒

発表によると、この原酒は沖縄で蒸留され、そのまま沖縄で3年間熟成されました。日本の業界団体の基準では、「ジャパニーズウイスキー」と名乗るには、日本国内で蒸留し、3年以上熟成させる必要があります。この1本は、その条件を沖縄の中だけで満たしたことになります。熟成には、泡盛を寝かせていた樽を含む4種類の樽が使われました。沖縄は一年を通じて暖かく湿度も高く、スコットランドのような冷涼な産地とは熟成の条件が大きく違います。そのため、樽と原酒の関わり方にも違いが出ると考えられます。泡盛蔵ならではの樽がどのような個性を加えているかが、このボトルの大きな注目点です。
ヨーロッパでの楽しみ方
約4,000本という少ない数量で、日本国内を中心に販売されていることを考えると、ヨーロッパの店頭で見かける機会は限られそうです。日本のウイスキーを扱う専門店やオークションで、「Ryuka」や「Shinzato」の名前を探してみるとよいでしょう。度数が58%と高いので、まずは少量をそのまま味わい、次に水を数滴ずつ加えて香りの開き方を確かめるのがおすすめです。泡盛が手に入るなら並べて比べてみるのも一案です。同じ蔵の蒸留酒が、原料と樽の違いでどう姿を変えるかを知る手がかりになります。亜熱帯で熟成したジャパニーズウイスキーという新しいスタイルを知るうえで、注目したい1本です。
参考・出典
本記事は上記の公開情報をもとに The Sake Wire 編集部が要約・執筆したものです。画像は自社素材を使用しています。
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