ワンカップ大関に「ベルばら」限定ラベル
兵庫・西宮の大関が、定番カップ酒「ワンカップ大関」と少女マンガ「ベルサイユのばら」のコラボ瓶を10月5日から期間・数量限定で日本全国で発売した。

日本酒の老舗、大関株式会社(兵庫県西宮市、1711年創業)が、主力のカップ酒「ワンカップ大関」に人気少女マンガ「ベルサイユのばら」の限定ラベルを付けた。商品名は「上撰ワンカップ180ml瓶詰(ベルサイユのばら)」。2026年10月5日に日本全国で発売され、販売は期間と数量を限っている。中身はいつものワンカップで、変わるのは外側のデザインだ。それでも、日本で広く知られたカップ酒が大手マンガ作品と組んだ点は、日本酒が新しい客層に届こうとする動きの一例として注目できる。
青い薔薇を「祝福の酒」の目印に

大関によると、企画の軸は二つある。ひとつはワンカップのラベルに昔から使われている青色、もうひとつは青い薔薇の花言葉「夢かなう」「祝福」だ。この二つを重ね、ワンカップを「お祝いの席の酒」として打ち出した。メーカーは、幅広い年代の女性ファンを持つ作品と組むことで、ふだんカップ酒を手に取らない層にも届けたい考えだ。飲むためだけでなく、集めて楽しむ品やちょっとした贈り物としての需要も見込んでいる。
フランス革命の物語が5種のラベルに

「ベルサイユのばら」は池田理代子による作品で、1972〜1973年に少女マンガ誌「週刊マーガレット」で連載された。舞台は革命期のフランス。男装の近衛士官オスカルと王妃マリー・アントワネットの運命を中心に描き、累計発行部数は2,000万部を超える。宝塚歌劇団の舞台が大ヒットしたことでテレビアニメ化や実写映画化が進み、日本では社会現象と呼ばれるほどの人気になった。ラベルは全5種類で、オスカル、アンドレ、マリー・アントワネット、フェルゼン、ロザリーの5人を、ブランドカラーの青と薔薇の模様で華やかに描いている。表と裏でデザインが違う。
カップの中身はいつもの辛さ・甘さのバランス

分類は普通酒(「純米」「吟醸」といった特定名称に当てはまらない日常向けの酒)で、アルコール度数は15%。日本酒度は±0、酸度は1.4。日本酒度は甘口か辛口かの目安で、±0は甘くも辛くもない中間を指す。原料は国産米、国産米の米こうじ、醸造アルコール。容量は180mlで、日本での参考小売価格は税込292円。
今回の限定瓶は日本国内向けの商品で、ヨーロッパで定期的に手に入るものではない。ただ、ワンカップ大関そのものは海外でも見かけることがあるブランドだ。アニメ版が欧州で「Lady Oscar」の名で親しまれてきたことを考えると、日本から持ち帰った人や輸入業者経由でこのラベルに出会ったときには、目を引く一本になりそうだ。味わいは中庸なので、冷やしても常温でも、ぬる燗にしても合わせやすいだろう。チーズや塩気のあるおつまみと合わせ、マンガのページをめくりながらゆっくり味わうのが、この酒に似合う飲み方だ。
参考・出典
本記事は上記の公開情報をもとに The Sake Wire 編集部が要約・執筆したものです。画像は自社素材を使用しています。
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