The Sake Wire

精米歩合9%、新澤醸造店がゲームと造った限定酒

宮城の新澤醸造店が人気ゲーム『アズールレーン』と組み、精米歩合9%の純米大吟醸「灰霊-Phantom 9-」を99本限定で造った。

精米歩合9%の純米大吟醸「灰霊-Phantom 9-」のメインビジュアル
精米歩合9%の純米大吟醸「灰霊-Phantom 9-」のメインビジュアル — 画像提供: PR TIMES(Yostar)(プレスリリースより)

数字の「9」にこだわった一本

『アズールレーン』と新澤醸造店のコラボ酒「灰霊-Phantom 9-」の告知ビジュアル
『アズールレーン』と新澤醸造店のコラボ酒「灰霊-Phantom 9-」の告知ビジュアル — 画像提供: PR TIMES(Yostar)(プレスリリースより)

東京のゲーム会社Yostarは、2017年に配信が始まったスマートフォン向けシューティングゲーム『アズールレーン』で、食をテーマにした企画「アズ飯」を進めています。このゲームは、歴史上の艦船を少女のキャラクターとして描いた作品です。企画の第2弾として、宮城県の酒蔵・新澤醸造店と組んだ日本酒「超特撰純米大吟醸『灰霊-Phantom 9-』」が発表されました。モチーフはゲームに登場する空母エンタープライズです。9度撃沈されながら復活したというこの艦の逸話と、ゲームの9周年にちなんで、精米歩合を9%にしました。容量は720ml、アルコール分は15度。販売は99本限定で、価格は税込10万9999円です。

精米歩合9%とは

99本限定で販売される「灰霊-Phantom 9-」の商品イメージ
99本限定で販売される「灰霊-Phantom 9-」の商品イメージ — 画像提供: PR TIMES(Yostar)(プレスリリースより)

精米歩合とは、玄米を磨いたあとに残る部分の割合です。米の外側にある脂質やたんぱく質は雑味のもとになるため、たくさん削るほど、すっきりとした華やかな味わいになりやすいとされます。一般的な日本酒の精米歩合は70%前後で、50%以下まで磨いた米を使えば最上位の等級「大吟醸」を名乗れます。9%というのは、米粒の9割以上を削り、芯だけを使うということです。原料は国産の米と米麹だけで、醸造アルコールを加えない「純米」です。保存は-5〜5℃の冷蔵が指定されています。

震災から立ち直った、技術で知られる蔵

新澤醸造店は1873年創業の酒蔵です。東日本大震災では蔵が全壊と判定されましたが、その年のうちに造りの拠点を移して酒造りを再開しました。現在は蔵王連峰の伏流水を使い、料理を引き立てる「究極の食中酒」を目指しています。精米歩合1%未満の酒を造る技術でも知られ、代表銘柄は「伯楽星」と「愛宕の松」です。発表資料によると、IWCの「Sake Brewer of the Year」を5年連続で受けるなど、国際的な評価も得ています。

抽選は日本語のアプリ「YoStation」で10月3日から18日まで受け付けられ、すでに終了しました。当選発表は10月23日ごろの予定で、発送は11月中旬からの予定です。ヨーロッパからこのボトルそのものを手に入れるのは現実的ではありませんが、注目したいのは、米を極限まで磨くこの蔵の技術です。ヨーロッパの日本酒専門店やレストランで「伯楽星」を見かけたら、ぜひ食事と一緒に試し、この蔵が目指す「食中酒」を確かめてみてください。高精白の大吟醸はよく冷やし、香りが立ちやすいワイングラスで少しずつ味わうのがおすすめです。

秋田の酒を EU で試す — €6 から

180ml のお試しサイズと、日本酒・ワイン・ビール・ジンのフルボトル。アムステルダムから EU 域内へ発送。

ショップへ →