The Sake Wire

北京の日本酒商談会、中国バイヤーが重視したのは受賞歴

北京で開かれた日本産酒類の商談会に39社・462SKUが集まり、中国のバイヤーは受賞歴のある酒に強い関心を示した。

日本酒の瓶が並べられた商談会・展示会の様子
日本酒の瓶が並べられた商談会・展示会の様子 — 写真: Andy Lee(Pexels)

39社・462SKUが北京に集結

日本酒の瓶が並ぶ陳列棚
日本酒の瓶が並ぶ陳列棚 — 写真: Iban Lopez Luna(Pexels)

日本の公的な貿易振興機関であるジェトロ(日本貿易振興機構)は2026年8月4日、日本の国税庁と共同で、中国・北京市で「日本産酒類商談会」を開きました。海外の主要都市で現地のバイヤーと日本の食品事業者をつなぐ「日本産食品グローバル・ゲートウェイ事業」の一つです。参加したのは日本の5つの都県の39社で、日本酒、焼酎、果実酒、ウイスキーなど合わせて462SKUが並びました。SKUは在庫管理で使う最小単位で、同じ銘柄でも容量が違えば別々に数えます。日本の酒造メーカーのほか、日本産酒類を扱う中国の輸入企業も出展しました。来場者は350人を超え、北京の食品・飲料の卸売業者、飲食店や小売の関係者、一般の消費者が訪れました。会場では、日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)が認定する国際唎酒師の王兵氏が講演し、中国市場で日本酒の販路を広げる方法を語りました。唎酒師は、日本酒のソムリエにあたる資格です。

バイヤーが求めたのは「受賞歴」

日本酒を杯に注ぐ様子
日本酒を杯に注ぐ様子 — 写真: Frederick Shaw(Unsplash)

出展者は、新しい顧客の情報を得られたことや、北京の多くの日本料理店と直接話せたことを成果として挙げました。飲食業の来場者が多く、北京の外食市場の大きさを改めて感じたという声もありました。そのうえで、今後は日本料理店だけでなく、ビストロや中華料理店にも売り込むことが課題だとしています。一方、バイヤー側の関心ははっきりしていました。あるバイヤーは、コンテストの受賞歴やメディアに取り上げられた実績のある商品を探しており、2025年に受賞した酒が多く見つかったので商談を進めたいと話しています。言葉や文化の壁がある市場では、受賞歴が品質の分かりやすい目印になっていることがうかがえます。

ヨーロッパでの楽しみ方

受賞歴を手がかりに選ぶ方法は、ヨーロッパで日本酒を買うときにも使えます。輸入業者や酒販店の説明に国際コンクールでの受賞が書かれていれば、最初の一本を選ぶ参考になります。ただし賞は年や部門ごとに与えられるので、受賞した年と部門も確かめましょう。また、北京の出展者が日本料理以外の店への販路拡大を課題に挙げたように、日本酒は和食だけのお酒ではありません。ビストロ料理や中華料理と合わせたり、ワイングラスで香りを確かめたりして、身近な料理と組み合わせてみてください。

参考・出典

本記事は上記の公開情報をもとに The Sake Wire 編集部が要約・執筆したものです。画像は自社素材を使用しています。

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