The Sake Wire

北海道の農協がトマトのクラフトジン限定版を発売

北海道の農協JAながぬまが、地元産トマトを使うクラフトジン「vegin tomato」の限定版を、プロアイスホッケーチームとの共同企画で発売した。

完熟トマトと、ジンを注いだグラスのイメージ
完熟トマトと、ジンを注いだグラスのイメージ — 写真: Timur Weber(Pexels)

北海道の長沼町(Naganuma)は札幌の近くにある農業の町です。この町の農業協同組合であるJAながぬま(JA Naganuma)が、地元で育ったトマトを使うクラフトジン「vegin tomato(ベジントマト)」の限定版を発売しました。共同で企画したのは、プロアイスホッケーチームのレッドイーグルス北海道(Red Eagles Hokkaido)です。日本の農業新聞である日本農業新聞が10月6日に伝えました。

農協が手がけるトマトのジン

長沼のような北海道の産地で育つ完熟トマトのイメージ
長沼のような北海道の産地で育つ完熟トマトのイメージ — 写真: Brands&People(Unsplash)

JAは、日本各地にある農業協同組合です。農家から農産物を集めて出荷するほか、資材の販売なども担っています。ジンといえばジュニパーベリー(セイヨウネズの実)を中心に、さまざまな植物で香りづけした蒸留酒です。そこに果物ではなく野菜のトマトを使うのは、ヨーロッパのジン好きにとっても珍しい組み合わせでしょう。農協が地元の主な作物を生かして酒をつくっている点も、日本のクラフト酒の今を映しています。

アイスホッケー選手が監修した限定版

プロアイスホッケーの試合が行われる屋内リンクのイメージ
プロアイスホッケーの試合が行われる屋内リンクのイメージ — 写真: Tima Miroshnichenko(Pexels)

今回の正式名称は「vegin tomato レッドイーグルス北海道ver」です。香りと味わい、ラベルのデザインは、チームの小林斗威(Toi Kobayashi)選手が監修しました。トマト由来の爽やかな風味を生かしつつ、飲み口はすっきりとさせ、余韻には奥行きを持たせた特別な仕様だといいます。容量は1本500ミリリットルで、価格は販売店が決めるオープン価格です。売り上げの一部はチームに寄付されます。

レッドイーグルス北海道は昨シーズン、全日本選手権とアジアリーグの二つのタイトルを手にしました。今シーズンは創立100周年を迎え、二冠の連覇を目指しています。JAながぬまは昨シーズンからチームのオフィシャルパートナーを務めています。

ヨーロッパでの楽しみ方

トニックで割ったジンのハイボール。野菜系のジンは割り方で印象が変わる
トニックで割ったジンのハイボール。野菜系のジンは割り方で印象が変わる — 写真: picjumbo.com(Pexels)

今のところ、この限定版がヨーロッパで販売されるという情報はありません。それでも日本では、米や柑橘、野菜など、地元の農産物を香りづけに使うクラフトジンが各地で生まれています。日本のジンを専門店で見かけたら、ラベルに書かれた原料や造り手を確かめてみてください。その土地の農業とのつながりが見えてくるはずです。トマトのような野菜を使うジンは、トニックで割ると香りの立ち方がわかりやすいという声もあります。ジンで作るブラッディ・メアリー、つまり「レッドスナッパー」にする例もあり、原料のトマトとの相性を比べる楽しみ方もあります。

参考・出典

本記事は上記の公開情報をもとに The Sake Wire 編集部が要約・執筆したものです。画像は自社素材を使用しています。

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