カクテル向け麦焼酎iichiko彩天、米SFWSCで99点
大分県の三和酒類が米国のバーテンダーと造った麦焼酎「iichiko彩天」が、SFWSC 2026で4年連続の最高金賞と99点を獲得した。
大分県の酒造会社、三和酒類(さんわしゅるい)の本格麦焼酎「iichiko彩天(さいてん)」が、米国の蒸留酒品評会「サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション(SFWSC)2026」で最高金賞(Double Gold)を受賞し、99点を獲得しました。最高金賞は4年連続です。三和酒類によると、英国の「インターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション(IWSC)2026」でも98点を獲得し、焼酎部門の最高得点になりました。カクテルのベースとして造られた焼酎が、米国と英国の主要コンペで高く評価されたことになります。
審査員全員が金賞と判断した99点
SFWSCは2000年に始まった蒸留酒の品評会で、毎年サンフランシスコで開かれ、世界で最も影響力のあるコンペの一つとされています。26回目の今年は、世界から5,000点を超える出品がありました。審査するのはバーやレストラン、ホテルで働く専門家、スピリッツ専門誌のジャーナリスト、流通のバイヤーなどです。最高金賞は審査員全員が金賞と評価した銘柄にだけ与えられ、彩天はそれを4年続けて受けています。
バーテンダーと造った麹の蒸留酒

焼酎は日本の伝統的な蒸留酒で、なかでも「本格焼酎」は単式蒸留器で一度だけ蒸留するため、原料の風味がよく残ります。日本酒と同じく麹(こうじ。蒸した穀物にカビの一種を育てたもの)を使うのが特徴です。彩天の原料は大麦麹だけで、麹から生まれるうまみをできるだけ引き出すことを狙っています。アルコール度数は43%で、一般的な焼酎(25%前後)より高く、ジンやウォッカのようにカクテルに使いやすい強さです。
開発の目的は、和酒と洋酒の垣根を越えて焼酎の可能性を広げることでした。サンフランシスコのトップバーテンダーと共同で開発し、2019年に米国で先に発売しました。日本で売り出したのは2025年からです。メーカーは、ふくよかな香りと長い余韻が特徴だとしています。
ヨーロッパでの楽しみ方

ヨーロッパで手に取る機会があれば、まずは少量をストレートかロックで、ゆっくり味わいながら穀物と麹の香りを確かめてみてください。そのあと、マティーニやネグローニなど、いつもはジンやウォッカで作るカクテルのベースを置き換えてみると、麹のうまみが加わって味わいの違いを楽しめるかもしれません。輸入スピリッツを扱う専門店やカクテルバーで「焼酎のカクテル」があるか尋ねてみるのも良い入り口です。米国で生まれ、英国でも評価されたこの麦焼酎は、焼酎を食中酒だけでなくバーの酒としても楽しめる可能性を示しています。
参考・出典
本記事は上記の公開情報をもとに The Sake Wire 編集部が要約・執筆したものです。画像は自社素材を使用しています。
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