The Sake Wire

花の舞酒造、精米30%の純米大吟醸「花の舞30」発売

静岡県浜松市の花の舞酒造が、地元産の山田錦を30%まで磨いた少量仕込みの純米大吟醸「花の舞30」を発売した。

静岡県浜松市浜名区の酒蔵、花の舞酒造(Hananomai Shuzo)が、新商品「小仕込み純米大吟醸 花の舞30(さんまる)」を発売した。中部地方の経済ニュースサイト「中日BIZナビ」が2026年9月14日に伝えた。静岡県は東京と名古屋の間にあり、太平洋に面した県で、浜松は県西部の中心都市だ。

県西部の山田錦を30%まで磨く

純米大吟醸は、日本酒の等級(特定名称酒)の中で最も上位の区分だ。米と米麹と水だけで造り、醸造アルコールは加えない。また、米を精米歩合50%以下まで磨く必要がある。精米歩合とは、精米したあとに残る米の割合のことだ。30%なら外側の7割を削り、中心の3割だけを使う。米の外側に多いたんぱく質や脂質を取り除くほど、雑味の少ない澄んだ味になりやすいとされる。原料は静岡県西部で収穫した山田錦で、酒造りに適した米の代表的な品種として知られる。商品名の「小仕込み」は、少量ずつ仕込んだことを表している。

精米18%の最高級品に続く第2弾

花の舞酒造は2026年3月下旬、精米歩合18%の純米大吟醸を、蔵で最も高級な酒として発売している。花の舞30は、それに続く高価格帯の商品だ。ただし、精米歩合の低さだけを競う酒ではない。報道によれば、食事と合わせたときの相性を重視した味わいに仕上げており、特にさっぱりした料理によく合うという。高精米の大吟醸は、華やかな香りを酒だけで楽しむものと考えられがちだ。花の舞30は、食卓に置くことを前提にした一本といえる。

ヨーロッパでの味わい方

軽く冷やした純米大吟醸を白ワイン用グラスに注いだイメージ。香りと透明感を楽しむ飲み方の参考に
軽く冷やした純米大吟醸を白ワイン用グラスに注いだイメージ。香りと透明感を楽しむ飲み方の参考に — 写真: Ryan Quek(Pexels)

今回の報道では海外での販売には触れておらず、まずは日本国内向けの商品とみられる。ヨーロッパで探すなら、輸入業者の商品リストで「Hananomai」の名前と、ラベルにある精米歩合の数字を確認したい。高精米の純米大吟醸は、白ワイン用のグラスに注ぎ、軽く冷やして飲むと、香りと透明感を感じ取りやすい。料理は蔵が勧める「さっぱり」に合わせて、軽いものを選ぶとよい。白身魚のカルパッチョや生ガキのほか、塩とオリーブオイルで仕上げた野菜料理や、フレッシュな山羊のチーズが向く。精米歩合の数字が味にどう表れるかを知る入り口としても、注目したい一本だ。

参考・出典

本記事は上記の公開情報をもとに The Sake Wire 編集部が要約・執筆したものです。画像は自社素材を使用しています。

秋田の酒を EU で試す — €6 から

180ml のお試しサイズと、日本酒・ワイン・ビール・ジンのフルボトル。アムステルダムから EU 域内へ発送。

ショップへ →