The Sake Wire

八海醸造のライスウイスキー第2弾が登場

新潟の酒蔵、八海醸造が、米を主原料に自社で造った原酒だけを8年以上熟成させたライスウイスキーの第2弾を、数量限定で発売した。

数量限定で発売された「Hakkaisan シングルグレーン 魚沼8年 ライスウイスキー 2026LIMITED」
数量限定で発売された「Hakkaisan シングルグレーン 魚沼8年 ライスウイスキー 2026LIMITED」 — 画像提供: PR TIMES(八海醸造)(プレスリリースより)

新潟県南魚沼市の酒蔵、八海醸造(Hakkaisan Brewery)は「Hakkaisan シングルグレーン 魚沼8年 ライスウイスキー 2026LIMITED」を数量限定で発売し、2026年7月1日から同社のオンラインストアで抽選販売の申し込みを受け付けた。2025年に出した同社初のウイスキーに続く第2弾で、自社で造った原酒だけを使い、8年以上熟成させるという方針は前作と変わらない。米を主原料とし、原酒をすべて自社で造ったウイスキーは世界的にも例が少なく、日本酒蔵が蒸留酒の分野にも本格的に乗り出していることを示す一本といえる。

日本酒の技術で造るライスウイスキー

八海醸造のライスウイスキー 2026LIMITED
八海醸造のライスウイスキー 2026LIMITED — 画像提供: PR TIMES(八海醸造)(プレスリリースより)

八海醸造は2005年、敷地内の深沢原蒸溜所で米焼酎の製造を始めた。米焼酎は米を原料とする日本の伝統的な蒸留酒である。同じ蒸溜所で2016年にウイスキー造りに着手した。仕込み水には地元の霊峰・八海山の伏流水を使い、発酵には日本酒用の清酒酵母を用いる。原料の風味を残すため、蒸留は2回にとどめている。主原料は国産米で、ほかに麦芽も使う。アルコール度数は52%、容量は700ml、日本での税込価格は13,200円。

焼酎の樽で熟成、ラベルには地元の画家の作品

熟成に使われるオーク樽のイメージ
熟成に使われるオーク樽のイメージ — 画像提供: PR TIMES(八海醸造)(プレスリリースより)

熟成には、同社がオーク樽で寝かせて造る米焼酎「風媒花」に使った樽を再利用している。日本の二つの蒸留酒の文化をつなぐ試みだ。この焼酎は、日本酒と同じ三段仕込み(原料を3回に分けて仕込む方法)で醸造される。原酒はアメリカンホワイトオーク樽とフレンチオーク樽で8年以上熟成させている。テイスティングノートによると、色は明るい琥珀色。熟した柑橘の香りにはちみつや黒糖のような香りが続き、口に含むと米由来のやさしい甘みとマーマレードのような丸みが広がり、酸味と渋みがほどよく調和するという。ラベルには、南魚沼出身の画家、故・山本安雄氏の絵画「田園奏」が使われている。

魚沼とニセコ、二つの雪国から生まれるウイスキー

八海醸造グループのウイスキー造りを紹介する画像
八海醸造グループのウイスキー造りを紹介する画像 — 画像提供: PR TIMES(八海醸造)(プレスリリースより)

八海醸造のグループ会社で、北海道ニセコ町にあるニセコ蒸溜所は、2021年からモルトウイスキーを造っている。将来は、魚沼のライスグレーンウイスキーとニセコのモルトウイスキーを組み合わせたブレンデッド・ジャパニーズウイスキーも検討しているという。どちらも雪深い土地で、そうした環境の個性を生かしたウイスキー造りを進めている。

日本国内での販売は抽選とバー向けの限られた流通のみで、ヨーロッパでの発売は発表されていない。それでも、日本酒蔵が造るライスウイスキーは、ヨーロッパでも今後注目したいカテゴリーだ。度数が52%と高めなので、まずはストレートで香りを確かめ、そのあと数滴の水を加えて、柑橘やはちみつの香りがどう開くかを試したい。オーク樽で熟成させた米焼酎と飲み比べると、蒸留と熟成の違いがよくわかる。将来、魚沼とニセコの原酒を組み合わせたブレンドが登場するかどうかも見どころだ。

参考・出典

  • PR TIMES(八海醸造)「Hakkaisan シングルグレーン 魚沼8年 ライスウイスキー 2026LIMITED」7月1日よりHakkaisan オンラインストアで抽選受付開始

参考・出典

本記事は上記の公開情報をもとに The Sake Wire 編集部が要約・執筆したものです。画像は自社素材を使用しています。

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