横須賀の醸造所、3周年に10%のヘイジー・トリプルIPA
横須賀のGRANDLINE BREWINGが、小麦とオーツを大量に使ったアルコール度数10%のHazy Triple IPA「Third Party」を3周年記念として解禁した。

神奈川県横須賀市は、東京の南にある三浦半島の港町です。ここでクラフトビールを造るGRANDLINE BREWINGが、開業3周年を記念したビール「Third Party(サードパーティ)」を2026年10月3日に解禁しました。スタイルはアルコール度数10.0%のHazy Triple IPAで、この醸造所がこれまでに使った中で最も多い量の小麦とオーツを使っています。ヨーロッパでもおなじみになった濁りのあるIPAを、日本の若いブルワリーがさらに高いアルコール度数まで引き上げた一本です。
小麦とオーツが支える10%の飲み口

Hazy IPAは、小麦やオーツなどを使い、濁った見た目とやわらかな口当たりを特徴とするIPAの一系統です。「Triple」は、通常のIPAよりアルコールとホップを大幅に強めたタイプを指します。Third Partyのホップは米国産のCitraとニュージーランド産のNelson Sauvinで、トロピカルフルーツや柑橘を思わせる香りが何層にも重なります。醸造所によると、狙ったのは重厚なボディを持ちながら滑らかでジューシーな口当たりで、度数の高さを意識させない飲みやすさです。小麦とオーツをたっぷり使ったのは、この滑らかさを出すためだと考えられます。
三人の騎士が描くローマ数字「Ⅲ」

このビールのコンセプトは「謎の第三者機関による認証」です。公式の基準も審査員もいない世界で、品質や人気、期待の「その先」にあるものだけを認める架空の機関がいる、という物語になっています。ラベルの絵はイラストレーターの剣士氏が描きました。甲冑を着て剣を持つ3人の騎士がこの「審判者」を表し、3本の剣を並べるとローマ数字の「Ⅲ」が見える構図です。3人の騎士は、それぞれ同醸造所の定番ビール「Hello, World」「Super Welcome」「Only Impact」をモチーフにしています。ラベルには凹凸のあるデジタル加飾が施されていて、見る角度によって光沢が浮かび上がります。剣士氏は、10%のビールの重厚な飲みごたえをラベルの絵からも感じてほしいとコメントしています。
ヨーロッパでの楽しみ方

プレスリリースには海外での販売についての記載がなく、ヨーロッパで手に入るかどうかは今のところわかりません。気になる人は、日本のクラフトビールを扱う専門店や輸入業者の入荷情報をチェックしてみてください。同じスタイルのビールを試すなら、冷やしすぎず、香りが立つチューリップ型のグラスで少しずつ飲むのがおすすめです。CitraやNelson Sauvinのフルーツの香りは、温度が少し上がると広がってきます。日本の新しいブルワリーが、中身だけでなくラベルの物語や絵まで作り込んでいるところにも注目です。
参考・出典
本記事は上記の公開情報をもとに The Sake Wire 編集部が要約・執筆したものです。画像は自社素材を使用しています。
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