The Sake Wire

サントリー、白ワインサワー「<白の>赤玉パンチ」発売

サントリーが甘口の国産ワイン「赤玉スイートワイン 白」をベースにした缶入りの白ワインサワーを10月13日に発売し、日本の缶入り低アルコール飲料に新しい選択肢が加わった。

氷を浮かべた白ワインのソーダ割り
氷を浮かべた白ワインのソーダ割り — 写真: Miro Vrlik(Pexels)

日本の大手飲料メーカー、サントリーが2026年10月13日、缶入りの白ワインサワー「<白の>赤玉パンチ」を日本で発売した。既存の「赤玉パンチ」シリーズに加わる新製品で、ベースは同社の甘口ワイン「赤玉スイートワイン 白」。容量は350ml缶、アルコール分は5%で、価格はメーカーが希望小売価格を定めない「オープン価格」とされている。日本食糧新聞が10月3日に報じた。

甘口ワインを炭酸で割った缶飲料

氷を入れたグラスに注いだ、淡い黄金色の白ワインのソーダ割り
氷を入れたグラスに注いだ、淡い黄金色の白ワインのソーダ割り — 写真: Anna Kumpan(Unsplash)

日本で「サワー」と呼ばれるのは、蒸留酒やワインなどのお酒を果汁や炭酸水で割った、軽い飲み口の缶飲料やカクテルのことだ。コンビニやスーパーで手軽に買える缶入りのサワーは日本の家飲みの定番になっており、各社が毎シーズン新しい味を投入している。今回の新製品は、蒸留酒ではなくワインを土台にしているのが特徴だ。ヨーロッパの読者にとっては、ワインを炭酸で割るスプリッツァーを缶にしたものと考えると分かりやすいだろう。

飲みごたえとすっきりした甘さ

みずみずしい白ブドウの房
みずみずしい白ブドウの房 — 写真: Sami Aksu(Pexels)

メーカーによると、狙いは二つの要素の両立だ。ひとつはワインならではのしっかりした飲みごたえ、もうひとつはすっきりとした甘さ。香りは白ブドウを前に出したフルーティーなタイプとされる。アルコール分5%は一般的なビールとほぼ同じ水準で、グラス1杯のワインより軽く飲める設計になっている。甘口ワインをベースにすることで、辛口のスプリッツァーとは違う、デザート寄りの親しみやすい味わいを目指していることがうかがえる。

日本の缶飲料市場が映すもの

氷を入れたグラスに白ワインを注ぐ様子(缶入りワインサワーの飲み方イメージ)
氷を入れたグラスに白ワインを注ぐ様子(缶入りワインサワーの飲み方イメージ) — 写真: Anna Kumpan(Unsplash)

日本では、ワインを日常的に瓶で開けるよりも、缶で気軽に楽しむ飲み方が広がっている。ワインを主役に据えたサワーは、ビールやハイボール中心の缶飲料売り場に、ブドウの香りや甘さを好む層を呼び込む試みといえる。大手メーカーが自社の定番ワインを活用して新しいスタイルを提案している点は、日本の酒類業界の商品開発の動きを知るうえで参考になる。

この商品は現時点で日本国内向けの発売で、ヨーロッパでの販売予定は発表されていない。ただ、味わいのイメージは家庭でも再現しやすい。冷やした甘口の白ワインを氷入りのグラスに注ぎ、同量程度の炭酸水で割れば、アルコール度数を抑えた軽い一杯になる。日本の食料品店で缶入りのサワーを見かけたら、ベースのお酒が何かを確かめてみるのも面白い。日本の缶飲料が、ワインという身近な素材をどう解釈しているかが見えてくるはずだ。

参考・出典

本記事は上記の公開情報をもとに The Sake Wire 編集部が要約・執筆したものです。画像は自社素材を使用しています。

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