那覇の泡盛7蔵が連携、「那覇七蔵会」発足
那覇市の泡盛の造り手7者が「那覇七蔵会」を結成し、首里城正殿の復元に合わせて泡盛文化を国内外へ発信する。記念の古酒ブレンドの販売も予定していると発表した。
競い合う7つの蔵が手を組む
2026年7月22日、沖縄県の県都・那覇市で泡盛の造り手7者が「那覇七蔵会」を立ち上げた。参加したのは久米仙酒造、瑞穂酒造、宮里酒造所、津波古酒造、瑞泉酒造、識名酒造、沖縄県酒造協同組合の7者だ。ふだんは市場で競い合う蔵どうしが、「那覇」という一つの名前を掲げ、泡盛の文化を国内だけでなく海外にも伝えていくという。
きっかけは首里城正殿の復元である。首里城はかつての琉球王国の王城で、正殿は2019年の火災で焼失していた。首里のまわりは、王国の時代に王府の管理のもとで泡盛が造られていた土地でもある。復元という節目に合わせて産地の歴史をあらためて語ろうというのが、今回の連携の出発点だ。
泡盛と「古酒」、そして記念のブレンド
泡盛は沖縄の蒸留酒で、米を発酵させてそのまま飲む日本酒とは造りが違う。主にタイ米を使い、黒麹菌で原料のすべてを麹にしてから発酵させ、一度だけ蒸留する。3年以上寝かせたものは「古酒(クース)」と名乗ることができ、甕や瓶で長く熟成させるほど角が取れ、甘く丸みのある香りが育つとされる。
七蔵会は、発足にあたり、各蔵の古酒をブレンドした記念酒の販売を予定していると発表した。7つの蔵の個性を一本にまとめる試みで、那覇という産地の味を一度に知る入口になりそうだ。発売時期や仕様などの詳細は、発足時点では明らかにされていない。
ヨーロッパで泡盛を楽しむには

日本に行かなくても、泡盛はヨーロッパで手に取れることがある。日本の酒を扱う専門店やオンラインショップで、ラベルに「Awamori」とあるものを探してみよう。今回名前が挙がった蔵の銘柄が見つかれば、那覇の造り手の個性を比べる手がかりになる。熟成年数の表示にも注目したい。若い泡盛は水割りやソーダ割りで軽やかに、古酒はまず少量をそのまま、あるいは大きめの氷で、香りの変化をゆっくり楽しむのがおすすめだ。七蔵会の記念ブレンドが海外にも届くかどうかは、続報を待ちたい。
参考・出典
本記事は上記の公開情報をもとに The Sake Wire 編集部が要約・執筆したものです。画像は自社素材を使用しています。
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