名古屋の機械メーカー、北海道剣淵町でワイン造りへ
名古屋の産業機器メーカー・マキテックが北海道剣淵町でワイン事業を始め、町民ら約100人とブドウの苗木を植えた。

名古屋に本社を置く産業機器メーカーのマキテックが、北海道北部の剣淵町(けんぶちちょう)でワイン造りを始めた。2026年5月28日には町内の桜岡湖を見渡す広場で、ワイン用ブドウの苗木を植える作業が行われた。町民など約100人が参加し、ワインが完成する日を楽しみにしながら苗木を植えた。同社は町内に醸造所(ワイナリー)を開くことを目指している。
機械メーカーが畑から始めるワイン造り
植樹には西岡町長とマキテックの大野社長も加わり、町民と一緒に苗木を植えた。ワインと関係のない業種の企業が、ブドウ栽培から醸造所の開設まで自社で手がけようとしている点が、この計画の特徴だ。一方で、植えるブドウの品種や生産の規模、最初のワインを出す時期といった詳しい内容は、今回確認できた報道からはわからない。一般に、植えたブドウの木からワイン用のブドウを安定して収穫できるようになるには数年かかる。この計画の成果がわかるのは、しばらく先になりそうだ。
冷涼な北海道で広がるワイン産地

北海道は日本の最北にある大きな島で、夏は涼しく、冬は雪が多い。日本では、ワインの新しい産地として注目が高まっている地域だ。2018年には、地理的表示(GI)の「北海道」がワインにも認められた。剣淵町は北海道の内陸にあり、旭川市の北に位置する。冬の寒さが厳しい土地だ。剣淵町の植樹と同じ5月には、北海道新聞が三笠市での醸造用ブドウの試験栽培や、旭川産ブドウを使ったワインの初めての発売も伝えている。北海道の各地で、ワインを新たな地域の産業に育てようとする動きが続いている。
ヨーロッパの読者が注目したいポイント

剣淵町のワインがヨーロッパに届くのはまだ先だが、北海道のワインは一部の輸入業者や日本食材店で見つかることがある。ボトルを選ぶときは、ラベルの「日本ワイン(Japan Wine)」という表示を確認したい。これは、日本で育てたブドウだけを使い、日本国内で造ったワインに付けられる表示だ。北海道ではケルナーやツヴァイゲルト、ピノ・ノワールなど、ドイツやオーストリアでおなじみの品種が多く育てられている。冷涼な産地らしい、すっきりした酸味のワインを、ヨーロッパの同じ品種のワインと飲み比べるのも面白い。剣淵町の醸造所がいつ開くのか、どの品種を選ぶのかも、今後のニュースで注目したい。
参考・出典
本記事は上記の公開情報をもとに The Sake Wire 編集部が要約・執筆したものです。画像は自社素材を使用しています。
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