The Sake Wire

水芭蕉、デニムのDENHAMと伊コルティナの高級ホテルへ

群馬の永井酒造がデニムブランドDENHAMと組み、五輪開催地となったコルティナ・ダンペッツォのブティックホテルで日本酒体験を始めた。

永井酒造とDENHAMがイタリア・コルティナで展開する日本酒プロジェクト
永井酒造とDENHAMがイタリア・コルティナで展開する日本酒プロジェクト — 画像提供: PR TIMES(永井酒造)(プレスリリースより)

群馬県川場村の酒蔵、永井酒造(Nagai Shuzo)が、プレミアムデニムブランドのDENHAMと組みました。2026年冬季オリンピック・パラリンピックの開催地となった北イタリアのコルティナ・ダンペッツォで、日本酒を紹介するプロジェクトです。舞台は町の中心部にあるAmbra Cortina Luxury & Fashion Boutique Hotelです。ねらいは、日本酒を飲み物として売り込むことではありません。水と米と発酵、そして土地の風土から生まれる文化として味わってもらうことにあります。

アルプスのホテルで味わう「水芭蕉」

コルティナのホテルで提供される永井酒造「水芭蕉」とDENHAMのコラボレーション
コルティナのホテルで提供される永井酒造「水芭蕉」とDENHAMのコラボレーション — 画像提供: PR TIMES(永井酒造)(プレスリリースより)

ホテルでは、永井酒造の看板銘柄「水芭蕉(Mizubasho)」のシリーズを出しています。泡のない日本酒は「水芭蕉 純米大吟醸40」です。純米大吟醸は、米・米麹・水だけで造る日本酒のうち最も上の等級にあたります。「40」は、米を磨いて元の重さの40%まで削ったという意味です。米の外側を多く削るほど、雑味が少なく香りの華やかな酒になる傾向があります。このほかに、スパークリングの「MIZUBASHO PURE」や、水芭蕉をベースにしたオリジナルカクテルも用意しています。館内のLanternaバーでは、日本の料理や酒から着想したメニューも楽しめます。

法被に着想を得たデニムの制服

日本の法被に着想を得たDENHAMのオリジナルピース
日本の法被に着想を得たDENHAMのオリジナルピース — 画像提供: PR TIMES(永井酒造)(プレスリリースより)

この取り組みでは、ホテルのスタッフがDENHAMのオリジナルの服を着て接客します。日本の祭りで着る伝統の上着「法被(はっぴ)」から着想した服です。このコラボのために作った樽や升(ます。木でできた四角い器)、酒器も館内に飾ってあります。これらは売り物ではなく、日本とイタリアの文化が出会う象徴として置かれています。DENHAMの根岸洋明代表は、日本に深く根づいたクラフトを国際的な場で敬意をもって分かち合えることを誇りに思うと述べました。永井則吉社長も、クラフトマンシップへの敬意が両社をつなぐ共通の言葉になったと話しています。

140年の蔵と瓶内二次発酵の泡

永井酒造は1886年の創業です。利根川の源流に近い武尊山(ほたかやま)の伏流水を使って酒を造っています。日本の全国新酒鑑評会では、これまでに19回金賞を受けました。MIZUBASHO PUREは、瓶の中で酵母に二度目の発酵をさせ、そのとき生まれる炭酸ガスで泡を作ります。シャンパーニュと同じ考え方の製法で、後から炭酸ガスを入れる方法とは違います。この酒は「Kura Master 2024」のスパークリング部門で最高賞の審査員賞を受けました。

提供が続いている間にドロミテ山脈を訪れるなら、コルティナのホテルのバーで飲むのが手軽です。ヨーロッパの酒販店で探すなら、まずはMIZUBASHO PUREが候補になります。よく冷やしてシャンパーニュ用のフルートグラスに注ぐと、細かい泡と米の穏やかな甘みがわかります。純米大吟醸40は、白ワイン用のグラスで少し温度が上がるのを待つと、香りが開いていきます。魚介の前菜や軽い山の料理とも合わせやすい一本です。

参考・出典

本記事は上記の公開情報をもとに The Sake Wire 編集部が要約・執筆したものです。画像は自社素材を使用しています。

秋田の酒を EU で試す — €6 から

180ml のお試しサイズと、日本酒・ワイン・ビール・ジンのフルボトル。アムステルダムから EU 域内へ発送。

ショップへ →