The Sake Wire

京都の芋焼酎『いもにゃん』、仏フェミナリーズで部門最高評価

京都府京丹後市の丹後蔵が造る芋焼酎『いもにゃん』22°が、フランスのフェミナリーズ世界ワインコンクール2026で金賞と日本蒸留酒部門の最高評価を得た。

グラスに注がれる芋焼酎
グラスに注がれる芋焼酎 — 写真: Liana S(Unsplash)

ワインの本場で評価された芋焼酎

ブラインドで行われる蒸留酒の審査(イメージ)
ブラインドで行われる蒸留酒の審査(イメージ) — 写真: Michael M(Pexels)

本格焼酎は、米や麦、サツマイモなどを原料に造る日本の伝統的な蒸留酒です。フェミナリーズ世界ワインコンクールは、女性のソムリエ、醸造家、シェフなどの専門家が審査する国際コンクールで、銘柄を伏せたブラインドテイスティングで審査します。第20回大会は2026年3月3日と4日に、フランス・ブルゴーニュ地方のボーヌで開かれました。8カ国から2,544アイテムが出品され、そのうち295アイテムが日本からでした。審査員は165名です。丹後蔵の『いもにゃん』22°は日本蒸留酒部門で金賞を受け、さらに部門で最も高い点数を得たことで「TOP OF THE BEST」の称号も獲得しました。京都からの出品がこの称号を得たのは初めてです。

京丹後のサツマイモと神社の水

収穫されたサツマイモ(イメージ)
収穫されたサツマイモ(イメージ) — 写真: Mark Stebnicki(Pexels)

株式会社丹後蔵は、京都府北部の京丹後市にある芋焼酎専門の蒸留所です。原料には地元で育てたサツマイモ「京かんしょ」を使っています。栗のようにほくほくした食感で、貯蔵すると甘みが増す品種です。仕込み水は、地元の金刀比羅神社の御神山から湧く水です。『いもにゃん』では芋の皮をすべてむき、日本酒用と焼酎用の2種類の酵母を使い分けて、すっきりした口当たりと華やかな香りに仕上げています。ラベルの猫は、この神社にある珍しい「狛猫」がモチーフです。狛猫は、神社を守る猫の石像です。受賞した22°は軽やかなタイプで、香りと味わいがより濃い32°もあります。蔵はこれからも地元の産物を生かした商品を開発し、国内外で販路を広げていく方針です。

ヨーロッパでどう楽しむか

今のところ、『いもにゃん』をヨーロッパで販売するという公式の発表はありません。芋焼酎を探すなら、日本食材店や日本酒を扱う輸入業者に尋ねるのが近道です。22度前後の軽い芋焼酎は、ストレートか、大きな氷を入れたロックで香りを確かめる飲み方があります。寒い季節は、お湯で割ると香りが立ちやすくなります。ローストした根菜や豚肉料理と合わせるのも一案です。「ワインの審査員が評価した焼酎」として、ワイン好きの友人との話題にしてみるのも面白いでしょう。

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