The Sake Wire

ドジャース効果で八海山が好調、輸出は約1割増

新潟の八海醸造が米大リーグ・ドジャースとの提携を追い風に販売を伸ばし、2025年の輸出は約1割増えた。

瓶に入った日本酒が並ぶ様子(イメージ)
瓶に入った日本酒が並ぶ様子(イメージ) — 写真: Andy Lee(Pexels)

野球場から食卓へ:ドジャース提携の中身

八海醸造グループは新潟県南魚沼市の酒蔵グループで、代表銘柄の「八海山」は日本の居酒屋でよく見かける定番の酒です。新潟県は東京の北、日本海側にある米どころで、すっきりとした辛口の酒で知られています。同グループは2025年3月、米大リーグのロサンゼルス・ドジャースと2年間のパートナー契約を結びました。これまでに、チームカラーを瓶に使った商品や、ワールドシリーズ連覇を記念した商品を発売しています。同じ2025年には、日本国内でMLB(米大リーグ機構)のオフィシャルスポンサー契約も結びました。さらに、MLBの人気球団のロゴを入れた「特別本醸造 八海山」の限定デザイン缶を、2026年4月に日本国内向けに発売しました。蔵は「観戦や普段の食事で、幅広い世代に楽しんでほしい」としています。

数字に表れた効果と、米国での足場

新潟日報によると、2025年7〜12月の「八海山」特別本醸造と純米大吟醸の国内売上は、前年同期比で約20%増えました。2025年の輸出も約1割伸びています。特別本醸造は、少量の醸造用アルコールを加えて軽く仕上げるタイプです。純米大吟醸は米・米麹・水だけで造り、米を外側から半分以上削って香りを引き出す最上位の等級です。八海醸造と米国のつながりは、スポーツにとどまりません。2021年末には、ニューヨーク・ブルックリンで現地生産を行う酒蔵「Brooklyn Kura」と長期パートナーシップを結ぶと発表しました。米国の人気スポーツを通じて日本酒の名前が広まれば、その影響はほかの市場にも及ぶかもしれません。

ヨーロッパではどう楽しむか

MLBロゴ入りの缶は日本国内向けの商品なので、ヨーロッパで手に入れるのは難しいでしょう。注目したいのは定番の瓶です。日本酒を扱う専門店やオンラインショップで「Hakkaisan」の名前を探してみてください。特別本醸造は冷やすか常温にして、焼き魚や揚げ物と合わせるのがおすすめです。純米大吟醸は少し冷やしてワイングラスに注ぐと、香りの違いがよくわかります。大リーグとの提携で米国での日本酒の知名度が上がるかどうかは、ヨーロッパの日本酒市場の今後を考えるうえでも注目したい動きです。

秋田の酒を EU で試す — €6 から

180ml のお試しサイズと、日本酒・ワイン・ビール・ジンのフルボトル。アムステルダムから EU 域内へ発送。

ショップへ →