月桂冠、韓国の消費者調査でサケ部門の初代首位に
京都・伏見の酒造会社、月桂冠が、韓国で約39万人が答えたブランド調査に新しくできた「サケ」部門で、最初の最高位に選ばれた。

約39万人の声で選ばれたサケ部門の初代トップ

「BRAND CUSTOMER LOYALTY AWARDS 2026」は、韓国消費者フォーラムと米国の調査会社Brand Keysが共同で実施する、韓国で最大級のブランド調査です。2026年3月、食品、自動車、美容、ICTなど16の産業群にわたる約3,100ブランドについて、オンラインと電話で388,853人から約196万件の回答を集めました。評価には独自の指数を使い、ブランドへの信頼や愛着、また買いたいか、人に薦めたいか、ほかのブランドに乗り換えにくいかなど5つの項目を測ります。日本酒を対象とする「サケ(사케)」部門は今回初めて設けられました。京都市伏見区に本社を置く月桂冠がすべての指標で首位となり、最高位を受賞しています。4月30日にソウルで開かれた授賞式には、代表取締役副社長の大倉泰治氏が出席しました。
30年かけて築いた韓国での足場
韓国で日本酒の輸入が解禁されたのは1994年です。月桂冠は翌1995年から現地のパートナー企業、全日本酒類を通じて販売を始め、1996年には日韓合弁の販売会社を設立しました(現在は全日本酒類が事業を引き継いでいます)。近年は、純米酒(米と米麹だけで造る日本酒)の「モダンサケ 純米」、「月桂冠 アルゴ 日本酒5.0」、スパークリングサケ、紙パック入りの純米酒などを、コンビニエンスストアや大型スーパーに並べてきました。日々の買い物のついでに手に取れる日本酒を増やしてきたことが、今回の評価につながったと同社は見ています。
女性と若い世代が支える日本酒

調査では、月桂冠を支持する人の約71%が女性でした。また、MZ世代(ミレニアル世代とZ世代をまとめた韓国での呼び方)のうち、流行に敏感な層からも厚い支持を受けていることが評価されました。小さめのボトルや発泡タイプ、コンビニで買える手軽さが、日本酒を「年配男性のお酒」から、若い世代が日常的に楽しむお酒へと広げている一因とみられます。
ヨーロッパでも、月桂冠のような大手ブランドの日本酒は、アジア食材店や酒販店で比較的見つけやすいものです。冷やした純米酒やスパークリングの日本酒を小さめのワイングラスで味わう楽しみ方もあります。ラベルに「純米」とあれば、米と米麹だけで造られた酒です。
参考・出典
本記事は上記の公開情報をもとに The Sake Wire 編集部が要約・執筆したものです。画像は自社素材を使用しています。
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