The Sake Wire

日本のシャルドネ、仏コンクールで金賞と上位10選出

シャルドネだけを審査するフランスの国際コンクールで、シャトー・メルシャンの長野産と福島産の2品が金賞を受け、長野産は上位10銘柄にも入った。

日の光を受けるシャルドネのブドウ畑
日の光を受けるシャルドネのブドウ畑 — 写真: Tim Mossholder(Pexels)

シャルドネだけを審査する国際コンクール

収穫期を迎えたシャルドネのブドウの房
収穫期を迎えたシャルドネのブドウの房 — 写真: Joerg Hartmann(Pexels)

「シャルドネ・デュ・モンド(Chardonnay du Monde)」は、1993年にフランスのブルゴーニュで始まった国際ワインコンクールです。審査の対象はシャルドネ種のワインだけで、30年以上続いています。2026年はフォーラム・エノロジー(Forum Œnologie)の主催で、3月10日から12日にフランスのシャトー・デ・ラヴァティ(Château des Ravatys)で審査が行われ、3月19日に結果が発表されました。日本のワイン会社メルシャン(Mercian)のワインブランド「シャトー・メルシャン(Château Mercian)」からは2品が金賞を受けました。そのうち「シャトー・メルシャン 北信右岸シャルドネ リヴァリス 2023」は、その年に世界各地から出品されたシャルドネの中から選ばれる最上位の枠「ベスト・シャルドネ・デュ・モンド」のトップ10にも入っています。

千曲川の右岸と会津の新鶴

小石や砂利を含む土壌に広がるシャルドネ用ブドウ畑
小石や砂利を含む土壌に広がるシャルドネ用ブドウ畑 — 写真: Markus Winkler(Pexels)

長野県は、日本アルプスの山々に囲まれた本州中部の内陸の県です。リヴァリスのブドウは、その北部(北信地方)を流れる千曲川の右岸地区で育ちました。小石や砂利を多く含む土壌の畑です。メルシャンは、豊かで複雑な香り、ミネラル感、しっかりした骨格をこのワインの特徴としています。メルシャンによると、名前の「リヴァリス」はラテン語で「川」を表し、千曲川の右岸と左岸の両方で質の高いワインが生まれていることにちなんで付けられました。もう1品の金賞「シャトー・メルシャン 新鶴シャルドネ 2023」は、東北地方の福島県、会津地方にある新鶴地区のシャルドネから造られています。どちらも2023年に収穫したブドウのワインです。

ヨーロッパでの楽しみ方

白身魚の料理と合わせたシャルドネのグラス
白身魚の料理と合わせたシャルドネのグラス — 写真: Creative Vix(Pexels)

シャトー・メルシャンのゼネラル・マネージャー、小林弘憲氏は、今回の結果を誇りに思うと話しています。そして今後も「日本を世界の銘醸地に」というビジョンのもと、3つのワイナリーで日本の土地の個性を映したワインを造っていくと述べました。ヨーロッパでは日本ワインを扱う店はまだ多くありません。探すなら、日本酒や日本食材を扱う専門店や輸入業者に、長野産・福島産のシャルドネについて問い合わせるのが一つの方法です。手に入ったら、なじみのあるブルゴーニュのシャルドネと並べて飲み比べるのも一案です。香りの複雑さや酸、ミネラル感の出方の違いが感じられるかもしれません。冷やしすぎず、香りが開く温度で、白身魚や鶏肉のシンプルな料理と合わせる方法もあります。

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