芋焼酎「茜風43」がミラノで最高賞
鹿児島の本坊酒造の芋焼酎「茜風43」が、ミラノ酒チャレンジ2026で焼酎・泡盛部門の最高賞とベストデザイン賞を同時に受賞した。

日本の蒸留酒「本格焼酎」が、イタリアで高い評価を受けました。九州南部の鹿児島県にある本坊酒造の芋焼酎「茜風(あかねかぜ)43」が、2026年9月20日にミラノで開かれた「ミラノ酒チャレンジ(Milano Sake Challenge)2026」の授賞式で、本格焼酎・泡盛部門の最高賞「マニフィカ賞」を受けました。デザイン審査でも、最も美しく機能的なボトルに贈られる「ベストデザイン賞」に選ばれています。
味とデザインの両方で頂点に

ミラノ酒チャレンジは2019年に始まった品評会で、イタリア人の酒ソムリエによるテイスティング審査に加え、デザインの街ミラノらしくボトルやラベルのデザイン審査も行うのが特徴です。焼酎と泡盛(沖縄の蒸留酒)の部門は2025年に新設されたばかりです。各カテゴリーでプラチナ賞、ダブル金賞、金賞、銀賞が選ばれ、その中の最高の一本だけがマニフィカ賞を受けます。茜風43はプラチナ賞とグッドデザイン賞を得たうえで、味とデザインの両方で部門の頂点に立ちました。本坊酒造は、鹿児島の風土に感謝しながら、世界基準を見据えた焼酎造りを続けるとコメントしています。
すりおろした生の芋で仕込む特許製法

本格焼酎は、米・麦・さつまいもなどを麹で発酵させ、蒸留して造る日本の伝統的な蒸留酒です。茜風43の原料は、さつまいもと米麹です。最大の特徴は、本坊酒造が2017年に特許を取得した「すりおろし生芋製法」です。通常は蒸したさつまいもを使う二次仕込み(麹と酵母で造った酒母に主原料を加える工程)に、すりおろした生の芋を使います。これによって、さつまいも本来の豊かな香りを引き出しています。主原料には、皮と果肉の色が鮮やかな品種「玉茜(たまあかね)」を選び、柑橘系の果物やハーブを思わせる爽やかな香りを生み出しました。口に含むとまろやかな甘みが広がり、長い余韻が続きます。
ヨーロッパでの楽しみ方

茜風43のアルコール度数は43%で、日本では700mlの化粧箱入りが税込6,600円で売られています。度数が高めなので、まずは少量をストレートで飲み、柑橘やハーブの香りを確かめてみてください。そのあと大きめの氷を入れたり、少量の水で割ったりすると、甘みと余韻の変わり方を楽しめます。ヨーロッパでは日本の蒸留酒を扱う専門店やオンラインショップで、「imo shochu(芋焼酎)」や蔵元名「Hombo」で探すのが近道です。イタリアのソムリエやデザイナーが選んだ一本として、ボトルのデザインにもぜひ注目してください。
参考・出典
本記事は上記の公開情報をもとに The Sake Wire 編集部が要約・執筆したものです。画像は自社素材を使用しています。
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