日本酒の対米輸出、FDA登録を成功報酬で代行
京都の合同会社ミラブリスが、日本酒などを米国へ輸出する企業向けに、FDA登録を成功報酬で代行するサービスを始めた。

京都市の合同会社ミラブリス(Mirabliss)は、日本酒をはじめとする食品・飲料・酒類を米国へ輸出したい日本企業に向けて、「FDAナンバー登録支援サービス」を始めました。FDAはアメリカ食品医薬品局のことで、米国に食品を出荷する施設には、この機関への登録が求められます。同社は、料金は登録に成功した場合にだけ受け取るとしています。英語での手続きに慣れていない小さな蔵にとって、米国市場へ向かう最初のハードルを下げる試みです。
酒蔵支援から生まれたサービス

ミラブリスは2017年に京都市右京区で設立されました。これまで酒蔵の海外展開を中心に、日本企業の海外進出を支えてきた会社で、海外向けの翻訳や、日本の商品の魅力を海外に伝える仕事にも取り組んできました。今回のサービスはその経験から生まれたものです。「アメリカに輸出したいが、FDA登録で何をすればよいか分からない」「英語の手続きが不安だ」という企業の声に応えるといいます。同社はFDAの登録システムに直接アクセスできるため、費用を低く抑えられると説明しています。
4つのステップで登録を進める

手続きは4段階です。まず依頼する企業が、会社・施設・製品についての情報をそろえます。次にミラブリスがその情報をもとにFDAへの施設登録を行い、登録内容を確認します。最後に、登録後の確認と、その後の更新手続きまで支援します。企業の識別番号である「DUNSナンバー」の取得についても案内します。依頼する側は必要な情報を用意するだけで、各段階で支援を受けられる仕組みです。
このニュースは米国向けの話ですが、ヨーロッパの読者にも無関係ではありません。輸出の書類手続きは、小さな酒蔵が海外へ出るときの大きな壁です。こうした支援が広がれば、これまで国内でしか飲めなかった小規模な蔵の酒が海外に出てくる可能性が高まります。ただしEUへの輸入には米国とは別のルールがあります。店で見慣れない蔵の名前を見かけたら、輸入元に蔵の背景を尋ねてみてください。新しく海外に出てきた一本に出会えるかもしれません。
参考・出典
本記事は上記の公開情報をもとに The Sake Wire 編集部が要約・執筆したものです。画像は自社素材を使用しています。
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