『あぶない刑事』40周年、横浜11醸造所が連作ビール
日本のビール産業発祥の地とされる横浜で、11のクラフトブルワリーが刑事ドラマ『あぶない刑事』40周年を祝う連作ビールを2027年5月まで順次発売する。

第一弾はドイツとイギリスの定番スタイル

『あぶない刑事』は1986年に始まった日本の人気テレビドラマです。横浜を舞台に、2人の刑事「タカ」と「ユージ」の活躍を描き、その後は映画シリーズへと続きました。今回の企画では、横浜のブルワリー11社が1社につき1作品をテーマにビールを造ります。2026年10月3日に発売された第一弾は2本です。横浜ベイブルーイング(Yokohama Bay Brewing)の「あぶない刑事ピルスナー」は、ドイツ産ホップを使ったジャーマンピルスナー(アルコール度数5.0%)。華やかな香りとはっきりした苦味がありながら、飲みやすい仕上がりを狙っています。もう1本は、1999年創業の横浜ビール(Yokohama Beer)が劇場版第1作をテーマに造ったイングリッシュ・ダークマイルドです。見た目は黒いものの、焦がした香りや苦味は控えめで、ドライフルーツやキャラメルを思わせる味わいです。度数は3.5%と低めです。どちらも数量限定でした。
2027年春まで続く9本の続編
残る9社は、2026年11月から2027年5月にかけて順番に発売します。11月の254BeeRに始まり、12月のYellow Monkey BrewingとTDM 1874 Brewery、2027年1月のRoto Breweryと続き、最後は5月の南横浜ビール研究所です。テーマはシリーズ作品の公開順に割り当てられています。各ビールのスタイルや詳細はまだ公表されておらず、決まり次第それぞれのブルワリーが発表します。発表によると、横浜市内には現在18のブルワリーがあり、その半数以上がこの企画に参加します。ひとつの作品を軸に地元の造り手がまとまるこの試みからは、日本のクラフトビールの層の厚さがうかがえます。
ヨーロッパの読者が注目したい点
第一弾は横浜市内の直営店と酒販店だけで販売され、ヨーロッパへの出荷予定は示されていません。それでも面白いのは、日本の造り手がドイツとイギリスの伝統的なスタイルをどう解釈したかという点です。ピルスナーやマイルドはヨーロッパの読者になじみのあるスタイルなので、地元のビールと比べる基準がはっきりしています。日本のクラフトビールを扱う専門店で横浜のブルワリーの名前を見かけたら、注目してみてください。今後の9本がどのスタイルを選ぶかも、日本の醸造家がいま何に関心を持っているかを知る手がかりになります。
参考・出典
本記事は上記の公開情報をもとに The Sake Wire 編集部が要約・執筆したものです。画像は自社素材を使用しています。
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