洞窟酒蔵が香港へ、古酒を3時間ライブ配信で紹介
栃木県の島崎酒造が7月22日、香港の出演者と約3時間のライブコマースを行い、長期熟成させた古酒を現地の消費者に向けて紹介した。
洞窟の酒蔵から香港へ向けた3時間の生配信

島崎酒造は、東京の北にある栃木県の那須烏山市(なすからすやまし)の酒蔵です。酒を洞窟で貯蔵・熟成させる「洞窟酒蔵」を運営しています。地元紙の下野新聞によると、同社は7月22日の夕方、香港での古酒の販売を伸ばすため「ライブコマース」を実施しました。ライブコマースとは、インターネットの生配信で商品を紹介し、視聴者がそのまま購入できる販売方法で、中国語圏ではすでに広く定着しています。配信は約3時間に及び、蔵元側と香港の出演者がカメラの前に並んで商品を紹介しました。
古酒は「説明が必要な酒」

日本酒の多くは搾ってから1年ほどで出荷され、若々しい香りを楽しむものです。これに対して古酒(こしゅ)は、数年単位で寝かせた酒を指します。熟成が進むと色は淡い金色から琥珀色に変わり、香りもナッツやカラメル、ドライフルーツを思わせる複雑なものになります。シェリーや熟成ワインにたとえられることもある一方で、一般的な日本酒のイメージとは大きく異なるため、ラベルを見ただけでは味を想像しにくいお酒です。色や香り、料理との合わせ方をその場で語り、視聴者の質問にも答えられる生配信は、こうした「説明が必要な酒」を売り込むのに向いています。現地の出演者が現地の言葉で伝えることで、海外の消費者にとってのハードルも下がります。小さな地方の蔵が、代理店や展示会だけに頼らず、画面越しに海外の消費者と直接つながろうとしている点が、この取り組みの注目点です。
ヨーロッパで古酒を味わうには
ヨーロッパの日本酒専門店やオンラインショップでは、「koshu」「jukusei-shu」「aged sake」といった表記を探してみてください。ボトルに醸造年や熟成年数が書かれていることもあります。飲むときは冷やしすぎず、常温か人肌ほどのぬる燗にし、香りが広がりやすい小ぶりのワイングラスに注ぐのがおすすめです。長く熟成させたハードチーズ、ドライフルーツ、ナッツ、ダークチョコレートなど、ヨーロッパで身近な食材との相性も試しがいがあります。食後酒として、シェリーやポートワインの代わりに一杯選んでみるのも楽しい飲み方です。
参考・出典
本記事は上記の公開情報をもとに The Sake Wire 編集部が要約・執筆したものです。画像は自社素材を使用しています。
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