The Sake Wire

栃木・惣誉酒造、河野道大氏が新社長に就任

栃木県の老舗蔵・惣誉酒造で前専務の河野道大氏が社長に就き、河野遵前社長は会長となって新体制が始まりました。

酒蔵(イメージ)
酒蔵(イメージ) — 写真: Cindy Bissig(Unsplash)

栃木県の酒蔵、惣誉酒造(Sohomare Sake Brewery)は2026年8月17日、経営陣の交代を発表しました。専務取締役だった河野道大氏が代表取締役社長に就任し、河野遵氏は社長を退いて取締役会長に就いています。大きな発表ではありませんが、日本酒の世界では、蔵のかじ取りが次の世代に移ることは酒の将来に関わる節目です。

専務から社長へ、前社長は会長に

酒蔵(イメージ)
酒蔵(イメージ) — 写真: Celuici(wikimedia, CC BY-SA)

日本の会社では、「代表取締役社長」が経営の最高責任者です。「専務取締役」は社長を補佐する上級役員で、「取締役会長」は取締役会に残って経営を支える立場を指すことが一般的です。今回は、社長の近くで経験を積んだ人物がトップに就き、前社長が会長として残る形になりました。新旧の社長はどちらも河野姓です。日本の酒蔵には家族で経営を続ける蔵が多く、こうした引き継ぎはよく見られます。蔵は新しい体制のもとでも、多くの人に長く親しまれる酒を造り続けるとしています。

栃木の蔵と、海外に向けた窓口

収穫期の稲田(酒米のイメージ)
収穫期の稲田(酒米のイメージ) — 写真: Declan Sun(Unsplash)

栃木県は東京の北、関東地方の内陸にある県です。惣誉酒造の公式サイトには英語とフランス語のページもあり、海外の読者も意識していることがわかります。お知らせ欄には蔵見学や稲刈りの参加者募集が並んでいました。兵庫県加東市の山田錦にちなむ催しの案内もありました。山田錦は、日本酒造りに広く使われる代表的な酒米です。こうしたお知らせからは、米づくりから酒造りまでを大切にする蔵の日常がうかがえます。

ヨーロッパで「惣誉」を楽しむには

日本酒のボトルとグラスの飲み比べ
日本酒のボトルとグラスの飲み比べ — 写真: Jon Discipulo(Pexels)

社長が代わっても、酒の味がすぐに変わるわけではありません。それでも世代交代は、蔵の方向性が少しずつ動き出すきっかけになり得ます。日本酒の専門店やレストランで「Sohomare」の名前を見かけたら、ラベルの区分を確かめてみてください。純米(米と米麹だけで造る酒)や吟醸(米を大きく削り、低い温度でゆっくり発酵させる酒)といった区分が書かれています。そのうえで、冷やした状態と常温で飲み比べると、香りと口当たりの違いを感じ取りやすくなります。いま手に入るボトルの味を覚えておけば、数年後に新体制で造られた酒と比べる楽しみも生まれます。蔵の近況は公式Instagram(@sohomare)でも見られます。

参考・出典

惣誉酒造「新社長 就任のお知らせ」 https://sohomare.co.jp/news/20260817_2064.html

参考・出典

本記事は上記の公開情報をもとに The Sake Wire 編集部が要約・執筆したものです。画像は自社素材を使用しています。

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