The Sake Wire

サドヤの新しい自社畑シャルドネが日本ワイン金賞

甲府のワイナリー、サドヤが2024年に取得した明野の自社畑で育てたシャルドネが、日本ワインコンクール2026で金賞を受けた。

日本ワインコンクール2026で金賞を受けたサドヤ「Liel 明野シャルドネ 2025」
日本ワインコンクール2026で金賞を受けたサドヤ「Liel 明野シャルドネ 2025」 — 画像提供: PR TIMES(サドヤ)(プレスリリースより)

山梨県甲府市のワイナリー、株式会社サドヤ(1917年創業)の白ワイン「Liel 明野シャルドネ 2025」が、日本ワインコンクール(Japan Wine Competition)2026の「欧州系品種 白」部門で金賞を受けました。原料のぶどうは、同社が2024年1月に取得した自社農場「サドヤ農場明野」で育ったシャルドネです。畑を手に入れてから2回目の収穫で造ったワインが、日本ワインの代表的なコンクールで高い評価を得たことになります。生産量は1,187本だけです。

取得2年目の畑から生まれた金賞

サドヤ農場明野で育つシャルドネ
サドヤ農場明野で育つシャルドネ — 画像提供: PR TIMES(サドヤ)(プレスリリースより)

山梨県は東京の西にある県で、日本のワイン造りの中心地として知られています。明野は県の北部、北杜市にある地区です。サドヤはこの農場でシャルドネのほか、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、シラー、ピノ・ノワールといった欧州系品種を育てています。新しい畑の性格を探っている段階なので、ぶどう栽培の担当者と醸造担当者が情報を共有し、ぶどうの状態を確かめながら仕込みを進めたといいます。同社はこの受賞をゴールではなく途中の一歩と位置づけています。今後は毎年のぶどうの状態を記録し、どの品種がこの土地に合うかを見極めながら、栽培と醸造の両方を磨いていく方針です。

産地の名前を掲げる「Liel」シリーズ

南アルプスを望むサドヤ農場明野
南アルプスを望むサドヤ農場明野 — 画像提供: PR TIMES(サドヤ)(プレスリリースより)

「日本ワイン」とは、日本で育てたぶどうだけを使い、日本国内で醸造したワインのことです。輸入したぶどう果汁などから造るワインとは区別されています。日本ワインの世界では最近、品種だけでなく、ぶどうが育った地域や畑にも注目が集まっています。「Liel」はまさにその流れに沿ったシリーズで、ラベルに産地の名前を入れることで、飲む人に土地そのものへの関心を持ってもらうことを狙っています。サドヤは創業以来、日本の気候に合ったぶどう栽培と、食事と一緒に楽しめるワイン造りを大切にしてきました。自社の畑で栽培から醸造までを一貫して手がける体制は、その考え方をさらに進めるものです。

ヨーロッパの読者へ

収穫したシャルドネの仕込み作業
収穫したシャルドネの仕込み作業 — 画像提供: PR TIMES(サドヤ)(プレスリリースより)

この1本は、7月のプレスリリース時点で日本国内で税込4,950円で販売されていました。リリースに書かれている販売先はサドヤのワインブティック、オンラインショップ、国内の取扱店だけで、ヨーロッパで手に取れる機会はほとんどないでしょう。ただし注目点ははっきりしています。ラベルに「明野」という産地名が入った日本のワインが、これから少しずつ増えていくかもしれないということです。日本ワインを扱う専門店で山梨のシャルドネを見かけたら、ブルゴーニュなどヨーロッパのシャルドネと飲み比べてみるのも一つの楽しみ方でしょう。和食に限らず、ふだんの食事に合わせて味わう方法もあります。

参考・出典

本記事は上記の公開情報をもとに The Sake Wire 編集部が要約・執筆したものです。画像は自社素材を使用しています。

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