パリで仏最優秀ソムリエが日本酒を仏料理と提案
7月2日、パリで仏最優秀ソムリエとマスター・オブ・ワインが宝酒造の環境配慮型の限定酒「然土」などをフランス料理と合わせ、欧州の業界関係者に紹介した。

2026年7月2日、パリで日本酒を紹介するイベントが開かれました。案内役は、フランス最優秀ソムリエに選ばれた経歴を持つグザビエ・チュイザ氏と、マスター・オブ・ワイン(MW)の大橋健一氏です。MWは、ワイン業界で最も取得が難しいといわれる資格です。ワインの世界で実績のある2人が、フランス料理と日本酒の組み合わせを欧州各国の飲食業界関係者に紹介しました。
環境に配慮して造られた限定酒「然土」
中心となったのは、京都に本社を置く大手酒類メーカー宝酒造の限定酒「然土」です。造っているのは、神戸市(兵庫県)にある同社の松竹梅白壁蔵。宝酒造によると、然土は原料となる酒米の栽培段階から環境への配慮を徹底し、従来の造り方に比べて温室効果ガスの排出を大幅に減らしたといいます。宝酒造は、環境保護への関心が高い欧州市場を、こうした酒を売り込む先として重視しています。
ソムリエが考えたフランス料理との組み合わせ
料理はチュイザ氏が日本酒に合わせて考えたもので、魚料理が中心でした。チーズに合う日本酒も用意されました。参加者の一人、ジュリアン・ルジョー氏(27)は、日本酒は種類が多く、大きな可能性を感じると話しています。ワインのプロが自国の料理に合わせて日本酒を提案したことで、日本酒は「日本料理に合わせるお酒」だけでなく、ワインと同じように食卓で選べるお酒として欧州の関係者に紹介されました。
ヨーロッパでの楽しみ方
このイベントを参考にすると、日本酒を楽しむのに和食を用意する必要はありません。ふだんの魚料理やチーズに合わせてみるのが手軽な始め方です。香りを確かめやすいように、ワイングラスで飲むのもおすすめです。酒販店やレストランでは、酒米の栽培方法や造りの環境負荷について説明している銘柄に注目してみてください。欧州の輸入業者がこうした酒を扱い始めれば、「どこで、どのように造られたか」も日本酒を選ぶ新しい基準になっていく可能性があります。
参考・出典
参考・出典
本記事は上記の公開情報をもとに The Sake Wire 編集部が要約・執筆したものです。画像は自社素材を使用しています。
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