野沢温泉のジン2銘柄がSFWSCでダブルゴールド
長野県の野沢温泉蒸留所が米国の国際品評会SFWSC2026でジン4銘柄を受賞し、うち2銘柄が全審査員一致の最高評価「ダブルゴールド」に選ばれた。

日本のクラフトジンが、また国際舞台で存在感を示しました。長野県の山あいにある温泉村の小さな蒸留所、野沢温泉蒸留所(Nozawa Onsen Distillery)のジン4銘柄が、2026年5月に米国で開かれたサンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション2026(SFWSC2026)で受賞しました。そのうち2銘柄は、最高評価のダブルゴールドです。
4銘柄が受賞、うち2銘柄がダブルゴールド

ダブルゴールドを受けたのは、蒸留所の看板商品「NOZAWA GIN」と「IWAI GIN」の2銘柄です。NOZAWA GINは2024年に続いて2度目のダブルゴールドになります。さらに、日本料理でおなじみの香草シソの名を冠した「SHISO GIN」と、樽で熟成させた限定品「BARREL-AGED GIN SMALL BATCH 003」が金賞を受けました。SFWSCは2000年に始まった蒸留酒の品評会で、70か国以上から約6000銘柄が集まります。審査は銘柄を伏せたブラインドテイスティングで行われ、ダブルゴールドは審査員全員が金賞と判断した製品にだけ贈られます。
缶詰工場から生まれた温泉村の蒸留所

野沢温泉村は、日本アルプスに近い長野県北部にある、スキーと温泉で知られる村です。蒸留所は2022年12月、村の食を支えてきた古い缶詰工場を改装して開業しました。雪解け水が育む湧き水と地元のボタニカル(ジンの香りづけに使う植物)を生かしたジンづくりを続け、これまでに国際コンペで20以上の賞を受けています。2023年のSFWSCでは、出品した4種のジンがすべて金賞を獲得しており、今回の結果で評価の安定ぶりが改めて示されました。
次はシングルモルトウイスキー

蒸留所はジンに加え、シングルモルトウイスキーの生産も拡大しています。村の冷涼な気候で熟成中の原酒は、2026年の発売が予定されています。ジンで培った香りの設計と蒸留の技術が、ウイスキーでどう表現されるのかにも注目が集まります。
ヨーロッパでこれらのジンを探すなら、まずは日本の蒸留酒を扱う専門店やバーで、蒸留所名や銘柄名を手がかりにしてみてください。最初はストレートか少量の氷で香りを確かめ、そのあとトニックで割ると、ボタニカルの個性を感じ取りやすくなります。ロンドン・ドライ・ジンと飲み比べてみるのも一つの楽しみ方です。ウイスキーの発売も、日本の新しい蒸留所の動きとして追いかける価値があります。
参考・出典
本記事は上記の公開情報をもとに The Sake Wire 編集部が要約・執筆したものです。画像は自社素材を使用しています。
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