The Sake Wire

焼酎蔵のウイスキーがTWSCで日本一に

鹿児島の西酒造が、TWSC2026で芋焼酎「吉兆宝山」の最高位とウイスキー部門のジャパングランプリを同時に受賞した。

ウイスキー(イメージ)
ウイスキー(イメージ) — 写真: Thomas Park(Unsplash)

日本で開かれる国際的な酒類コンペティション「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)2026」で、九州南端の鹿児島県にある焼酎蔵、西酒造(Nishi Shuzo)が2つの部門で頂点に立ちました。看板の芋焼酎と、同社が手がけるウイスキー蒸留所の単一樽ウイスキーがそろって評価され、蔵は「W受賞」と発表しています。授賞式は7月30日、東京の明治記念館で行われました。

芋焼酎「吉兆宝山」が最高位に

芋焼酎は、サツマイモを主原料に麹を加えて発酵させ、蒸留してつくる日本の蒸留酒です。鹿児島はその最大の産地として知られます。TWSC2026の芋焼酎部門で、西酒造の「吉兆宝山(Kicho Hozan)」は最高金賞を受け、さらに部門の最高位にあたる「ベスト・オブ・ザ・ベスト」にも選ばれました。長く造り続けてきた定番銘柄が、専門の審査で改めて最上位と認められた形です。蔵は受賞について、原料づくりから製造、販売までに関わる人々と愛飲者への感謝を述べています。

御岳蒸留所のシングルカスクがジャパングランプリ

熟成に使われるオーク樽の数々
熟成に使われるオーク樽の数々 — 写真: Geert Rozendom(Pexels)

同じ大会の洋酒部門では、西酒造の御岳蒸留所(Ontake Distillery)がつくる「SINGLE CASK STRENGTH JAPANESE WHISKY 御岳 No.18」が最高金賞とジャパングランプリを受賞しました。シングルカスク・ストレングスとは、ひとつの樽から取り出した原酒を、加水せずに樽出しの度数のまま瓶詰めしたもので、樽ごとの個性がそのまま表れるスタイルです。焼酎で蒸留の経験を積んできた蔵が、ウイスキーでも国内最高クラスの評価を得たことは、日本の蒸留酒づくりの広がりを示す出来事といえます。

ヨーロッパでの楽しみ方

グラスに注がれたウイスキー
グラスに注がれたウイスキー — 写真: cottonbro studio(Pexels)

ヨーロッパでは、芋焼酎はまだ見かける機会の少ないお酒です。専門店で見つけたら、まずは常温か少量の水で割り、サツマイモ由来のふくよかな香りを確かめてみてください。単一樽のウイスキーは本数が限られるため、入手できる機会は多くないかもしれません。それでも「焼酎蔵が造るウイスキー」という視点で日本のクラフトウイスキーを探すと、選び方の新しい軸になります。同じ蔵の焼酎とウイスキーを並べて飲み比べ、蒸留の技術がどう生かされているかを感じてみるのも一つの楽しみ方です。

参考・出典 西酒造「TWSC2026 授賞式」 https://www.nishi-shuzo.co.jp/diary/twsc2026_jusho/

参考・出典

本記事は上記の公開情報をもとに The Sake Wire 編集部が要約・執筆したものです。画像は自社素材を使用しています。

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