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新潟亀田蒸溜所、熟成前の原酒でWWA世界最高賞

印章メーカーが2021年に始めた新潟亀田蒸溜所のピーテッドの原酒が、WWA2026で熟成前の酒を審査する部門の世界最高賞に選ばれました。

ウイスキー(イメージ)
ウイスキー(イメージ) — 写真: cottonbro studio(Pexels)

日本の北西部、日本海に面した新潟県の若いウイスキー蒸溜所が、再び世界の舞台で評価されました。新潟亀田蒸溜所の「新潟亀田ニューポット ピーテッド 2026 EDITION」が、国際的なウイスキー品評会ワールド・ウイスキー・アワード(World Whiskies Awards、WWA)2026のニューメイク&ヤングスピリッツ部門で世界最高賞を受けました。この蒸溜所の世界最高賞は2023年に続いて2度目です。7月30日には、運営会社の経営陣が新潟県の花角英世知事に受賞を報告しました。

熟成前の原酒で競う部門

「ニューポット」(ニューメイクとも呼ばれます)は、蒸溜したばかりで樽に入れていない無色透明の原酒のことです。ヨーロッパでは、ウイスキーを名乗るには通常、樽で3年以上熟成させる必要があります。そのため、熟成前の原酒をどう評価するかは意見が分かれるところです。運営会社の取締役、堂田浩之氏は、原酒の段階から深みのある味を目指していると話します。熟成前においしい酒は、熟成後もおいしくなると信じているそうです。受賞したピーテッドは、原料の麦芽を乾かすときに泥炭(ピート)を燃やし、スモーキーな香りを付けています。蒸溜所の酒は全体に甘く、余韻が長いのが特徴とされています。

印章メーカーから生まれたクラフト蒸溜所

蒸溜所を運営するのは、新潟市江南区の株式会社大谷です。本業は印章(はんこ)の製造で、2021年にシングルモルトを中心としたウイスキー造りを始めました。WWAには2022年に初めて出品し、それから5年続けて入賞しています。今年はほかにも、「カスクストレングス シェリーブランデー」と「スイート&ピーテッド」が日本国内の部門で最高賞を、「カスクストレングス シェリーカスクフィニッシュ」が銀賞を受けました。知事への報告では、新潟県産の大麦を使った商品や、県内の山あいの町、妙高での新しい蒸溜所の計画も紹介しました。それでも堂田氏は「まだスタート地点」と話し、熟成したウイスキーでも高い評価を得ることを次の目標に挙げています。

ヨーロッパでの楽しみ方

日本のクラフトウイスキーの多くはまだ熟成年数が短く、原酒の個性がそのまま出やすいのが面白いところです。新潟亀田のように、ニューメイクと熟成品の両方を出している蒸溜所を見つけたら、飲み比べてみるのも一案です。樽から来る色や香りがない分、麦芽とピートそのものの味が分かりやすくなります。ニューメイクは常温のまま小さなチューリップ型のグラスに注ぎ、数滴の水を加えると、甘さとスモークが開くことがあります。熟成したものと比べると、樽が味をどう変えるのかが分かりやすいでしょう。

参考・出典

本記事は上記の公開情報をもとに The Sake Wire 編集部が要約・執筆したものです。画像は自社素材を使用しています。

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