日本ワイナリーアワード2026、98WINEsが5つ星に
日本のワイナリーを格付けする「日本ワイナリーアワード2026」が発表され、全国318場が評価を受け、山梨の98WINEsが新たに最高位の5つ星に加わりました。

日本ワイナリーアワード協議会(Japan Winery Award Council)は2026年6月8日、第9回「日本ワイナリーアワード2026」の結果を発表しました。審査の対象となった全国396のワイナリーのうち318場が、「5つ星」「4つ星」「3つ星」「コニサーズ」の4つの区分で評価されています。個々のワインではなく造り手そのものを格付けするのが特徴で、日本ワインの生産者を選ぶときの手がかりになります。なお「日本ワイン」とは、日本国内で育てたブドウだけを使い、国内で醸造したワインを指します。
5つ星は18場、山梨の98WINEsが新たに

最高位の5つ星は、多くの銘柄とヴィンテージで傑出した品質を示すワイナリーに与えられ、今年は18場が選ばれました。新たに加わったのは、東京の西、富士山の北側に位置し日本ワインの中心的な産地である山梨県の98WINEsです。山梨からは勝沼醸造、シャトー・メルシャン、中央葡萄酒、サントリー登美の丘ワイナリーなど計10場が名を連ねました。ほかに北海道からドメーヌ・タカヒコと山崎ワイナリー、東北の山形県から酒井ワイナリー、高畠ワイナリー、タケダワイナリー、長野県から小布施ワイナリーとKidoワイナリー、九州の大分県から安心院葡萄酒工房が選ばれています。その下の区分は、4つ星が76場、3つ星が170場、個性があり評価に値するワインを造る「コニサーズ」が54場でした。
試飲ではなく「造り手」を見る審査
審査員は、日本ワインを幅広く扱う酒販店や飲食店の代表・仕入れ担当者、または日本ワインについて執筆している人で、原則として10年以上の経験を持つことが条件です。地方と全国の審査員が候補を絞り込み、最終的には全国区の審査員全員の協議で決めます。主な基準は、ヴィンテージごとの品質の安定性、商品ごとの品質の安定性、価格に対する品質、そして総合評価です。ブドウ畑の状態や醸造設備、経営の安定性なども参考にされます。醸造を他社に委託する新しい生産者が増えていることから、果実酒の製造免許を取得して3年以上たったワイナリーだけが対象です。
『神の雫』原作者とJALが選んだ次の顔
今年の特別審査員は、ワインを題材にした漫画『神の雫』の原作者、樹林ゆう子氏(ペンネームは亜樹直)です。同氏が選ぶ「樹林ゆう子賞」は長野県のジオヒルズワイナリーに贈られました。日本航空(JAL)が次世代のワイナリーを応援する「JAL賞」は、宮城県の南三陸ワイナリーと山形県のベルウッドヴィンヤードワイナリーが受賞しています。授賞式には、昨年に続いて一般の日本ワイン愛好家20名も招かれました。
ヨーロッパで日本ワインを選ぶときは、このリストを生産者名で探す手がかりとして使えます。4つ星以下のワイナリー名は協議会の公式サイトに掲載されています。ラベルで造り手と産地を確かめ、寒冷な北海道、東北の山形、盆地の山梨、高原の長野など、異なる地域の5つ星ワイナリーを飲み比べると、日本ワインの幅が見えてきます。日本のお酒を扱う専門店や輸入業者に、取り扱いのある受賞ワイナリーを尋ねてみるのもよいでしょう。
参考・出典
本記事は上記の公開情報をもとに The Sake Wire 編集部が要約・執筆したものです。画像は自社素材を使用しています。
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