The Sake Wire

日本の酒類輸出、7月は34.5%増 オランダがジン首位

国税庁の統計によると、2026年7月の日本の酒類輸出額は前年同月比34.5%増の159億円で、オランダは日本産ジンの輸出先で1位になった。

ジン(イメージ)
ジン(イメージ) — 写真: Tania Ford(Pexels)

日本の国税庁は、酒税を扱い、酒類業界の支援も担当する政府機関です。その国税庁が、2026年7月分の酒類輸出統計を公表しました。数字は財務省の貿易統計(確報)をもとにしており、あとで修正されることがあります。それでも、夏に入って日本のお酒の海外需要が伸びていることがうかがえます。

7月は前年比3割超の伸び

7月だけの酒類輸出額は159億円で、前年同月より34.5%増えました。1月から7月までの合計は1020億円で、前年の同じ期間より14.0%増えています。7月単月の伸びが年初からの伸びを大きく上回っており、年の後半に向けて輸出が加速する可能性もあります。品目別に見ると、日本酒(清酒)は1〜7月の合計で273億円、4.1%増となっています。一方、同じ期間のウイスキーは342億円で、日本酒の輸出額を上回りました。ウイスキーも輸出の大きな柱です。

オランダはジン首位、ウイスキー3位

柑橘と葉を添えたジントニック
柑橘と葉を添えたジントニック — 写真: Vlad Tchompalov(Unsplash)

ヨーロッパの読者が特に注目したいのは、輸出先としてのオランダの存在感です。日本産ジンの輸出先ではオランダが1位でした。日本産ウイスキーでも3位に入っています。オランダは大きな港と空港を持ち、ヨーロッパの物流の入口となる国です。そのため、この数字にはオランダ国内で飲まれる分だけでなく、ヨーロッパ各地へ届く酒の中継地としての役割も含まれていると考えられます。日本のジンには、柚子(日本の香りの強い柑橘)、山椒、緑茶など、日本の植物で香りをつけたものが多くあります。ジンの本場の一つであるオランダで日本産ジンが受け入れられていることは、スタイルとしての個性が評価されている表れとも言えそうです。

ヨーロッパでどう楽しむか

柑橘を添えたジントニックのグラス
柑橘を添えたジントニックのグラス — 写真: Vlad Tchompalov(Unsplash)

オランダに日本の酒が多く入ってくるということは、周辺国の専門店やバーでも出会える機会が増えている可能性があります。日本のジンは、まずトニックで割って柑橘や植物の香りを確かめ、次にストレートで少しずつ飲んで、銘柄ごとの違いを比べてみてください。ウイスキーなら、日本で定番のハイボール(ソーダ割り)という飲み方もあります。食事にも合わせやすい飲み方です。日本酒は伸び率こそ控えめですが、輸出額は積み上がっています。ワインショップや日本食材店で純米酒(米・米麹・水だけで造る日本酒)を1本選び、冷やして白ワインのように味わうのも一つの入口です。8月分以降の統計でオランダの順位がどう推移したかも、あわせて確認したいところです。

参考・出典

本記事は上記の公開情報をもとに The Sake Wire 編集部が要約・執筆したものです。画像は自社素材を使用しています。

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