白鶴、神戸ワイナリーに新醸造設備を導入
日本酒大手の白鶴酒造が神戸ワイナリーに新しいタンクと冷蔵倉庫を入れ、2026年8月17日から新設備で初めての仕込みを始めた。

日本酒の大手メーカーとして知られる白鶴酒造(Hakutsuru Sake Brewing)は、兵庫県神戸市西区の神戸ワイナリーで、2026年のワインの仕込みを8月17日に始めました。今年は新しい醸造タンクと冷蔵倉庫を入れ、それを使う最初の年になります。神戸は大阪の西にある港町で、日本有数の日本酒の産地でもあります。そこで日本酒を造る会社が、ぶどうからワインを造る設備に投資したことになります。
新しい設備で何が変わるのか

白鶴によると、新しい設備で主に三つのことができるようになります。一つ目は、収穫したぶどうを醸造までのあいだ冷蔵倉庫に置き、鮮度を保つことです。二つ目は、品種ごと、ロット(同じ条件で収穫したぶどうのまとまり)ごとに、少しずつ分けて仕込むことです。三つ目は、タンクごとに温度を細かく管理することです。大きなタンクでまとめて造るやり方から、ぶどうそれぞれの個性を生かすやり方へ移る投資だといえます。白鶴は、ぶどうの品質を引き出すワイン造りを進め、神戸ワインの質を高めることを目標にしています。
シャルドネから始まる今年の仕込み
今年は天候に恵まれ、ぶどうの出来は良いそうです。仕込みは白ぶどうのシャルドネから始まり、9月中旬にかけて黒ぶどうのカベルネ・ソーヴィニヨンなどを順に仕込む計画でした。新設備で造った最初のワインは、2026年10月の発売が予定されていました。
日本酒メーカーが広げる領域
日本酒の大手がワインの品質に投資するこの動きは、日本のお酒の造り手が得意分野の外にも目を向け始めていることを示しています。日本酒で長年培ってきた温度管理や少量仕込みの経験が、ぶどうの醸造でどう生かされるのかも注目したいところです。
ヨーロッパでも、日本ワインはシャルドネやカベルネ・ソーヴィニヨンのような国際品種で知られるようになってきました。新設備で造った最初の年のワインは、ラベルのヴィンテージが2026年のものです。品種ごとに分けて仕込んだ白と赤をヨーロッパの同じ品種と比べると、日本の気候と日本酒の造り手の感性が、なじみのある品種の味にどう表れるのかが見えてくるかもしれません。
参考・出典
本記事は上記の公開情報をもとに The Sake Wire 編集部が要約・執筆したものです。画像は自社素材を使用しています。
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