The Sake Wire

白鶴の神戸ワイン、良年だけ造る「神戸レゼルバ」誕生

日本酒の大手、白鶴酒造が神戸産ぶどう100%の「神戸ワイン」に、良い年にだけ造る上位シリーズ「神戸レゼルバ」を加え、2025年ヴィンテージの2種を発売した。

ワイン(イメージ)
ワイン(イメージ) — 写真: Miriam Fischer(Pexels)

日本酒で知られる白鶴酒造(Hakutsuru Sake Brewing)は2026年9月11日、神戸市産のぶどうだけを使うワインブランド「神戸ワイン(Kobe Wine)」から、上位シリーズ「神戸レゼルバ(Kobe Reserva)」を日本全国で数量限定発売しました。最初のヴィンテージは2025年で、赤のカベルネ・ソーヴィニヨンと白のリースリングの2種類です。どちらも1つの品種だけで造られています。日本の酒造会社が自社のワインで「ヴィンテージ」という考え方を打ち出した点が、今回の注目点です。

良い年にだけ造る、という約束

夏の終わり、収穫を迎えたぶどう畑
夏の終わり、収穫を迎えたぶどう畑 — 写真: Gonzalo Acuña(Pexels)

「神戸レゼルバ」は、1つの品種を最も適した畑で育て、質の良いぶどうが採れた年にだけ造って売り出すシリーズです。2025年は、ぶどうの花が咲く時期の天候が安定し、夏も日照に恵まれたため、よく熟した健全な実が収穫できたと白鶴は説明しています。温暖な気候、長い日照時間、水はけの良い土壌という神戸の産地の特徴が出た年だとしています。「神戸ワイン」は1983年に生まれたブランドで、白鶴は2024年12月にその製造と販売を引き継ぎました。現在は神戸市や地元の農業団体、ぶどう農家と協力して運営しています。

2つの畑、2つの個性

カベルネ・ソーヴィニヨンは神戸市北区の大沢地区産です。30年以上ワイン用ぶどうを育ててきた農家の畑から採れ、すべて手摘みで収穫されています。カシスやブルーベリーのような果実の香りに、きめ細かいタンニン(渋み)が合わさったミディアムボディで、アルコール度数は12%です。リースリングは神戸市西区の押部谷地区にある自社管理の畑で育てられ、すべて樹齢40年を超える古い木のぶどうから造られています。リースリングは涼しい土地に向く品種で、日本では育てるのが難しいとされます。白い花や柑橘の香り、控えめな甘さ、伸びのある酸味が特徴のやや甘口で、アルコール度数は10%です。価格はどちらも750mlで2,800円(税別)です。

ヨーロッパでの楽しみ方

リースリングやカベルネに合わせた料理(魚介のソテーや肉の赤ワイン煮込みなど)を並べた食卓
リースリングやカベルネに合わせた料理(魚介のソテーや肉の赤ワイン煮込みなど)を並べた食卓 — 写真: Busenur Demirkan(Pexels)

今回のリリースでは海外での販売について触れていないため、ヨーロッパで手に入るかどうかはまだわかりません。それでも、日本のワインを扱う専門店で神戸産のワインを見かけたら、ラベルのヴィンテージと品種に注目してみてください。特にリースリングは、ドイツやアルザスのものと比べてみると面白いでしょう。温暖な日本の土地で古い木から造られた、アルコール度数10%のやや甘口が、どんな味わいになっているかを確かめられます。白鶴が勧める料理の組み合わせは、リースリングなら昆布で締めた鯛やホタテのソテー、クリームパスタ、カベルネなら牛ほほ肉の赤ワイン煮込みや鴨のローストです。ヨーロッパの家庭料理にも取り入れやすい料理が多く挙がっています。

参考・出典 白鶴酒造(ORICON NEWS プレスリリース)「神戸産ぶどう100%使用の「神戸ワイン」からプレミアムシリーズ「神戸レゼルバ」2種を9月11日に新発売」

参考・出典

本記事は上記の公開情報をもとに The Sake Wire 編集部が要約・執筆したものです。画像は自社素材を使用しています。

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