長野・富士見町に初のワイナリー誕生
長野県富士見町で、東京から移り住んだ元ジャーナリストが8年ほど育てたブドウを使い、町で初めてのワイナリーを立ち上げた。

日本の中央、山に囲まれた長野県の富士見町で、町として初めてのワイナリー(ワイン醸造所)ができました。立ち上げたのは、東京から移り住んだ元ジャーナリストの佐藤吉司(さとう・よしじ)さん(59)です。醸造所は、町内の山岳リゾート「富士見パノラマリゾート」の中にあります。佐藤さんは、近くにある入笠山(にゅうかさやま)のふもとでワイン用のブドウを8年ほど育ててきました。この秋の収穫から、初めての仕込みを始める計画だと伝えられました。
山のふもとで一から始めたブドウ畑
佐藤さんが富士見町を選んだのは、この土地の地質と気候に、ワイン造りに向いた可能性を見たからだといいます。移り住んでからは、土地を切り開いて畑をつくり、手入れを続けてきました。すでにある産地の畑を買うのではなく、山の土地を一から切り開いたことが、このワイナリーの大きな特徴です。日本では最近、ほかの仕事から移ってきた人が小さなワイナリーを始める例が増えています。佐藤さんも、そうした新しい造り手の一人です。
収穫から醸造へ、初めての一歩
これまではブドウを育てるだけでしたが、自分の醸造所ができたことで、育てる人が同じ場所で醸造まで手がけられるようになります。醸造所がリゾートの中にあるのは、珍しい例かもしれません。記事によると、最初のワインはこの秋の収穫のあとに仕込まれる予定でした。どんな味になるかは、まだ誰にもわかりません。高原の新しい産地から、どんな最初のワインが生まれるかに注目が集まっています。
ヨーロッパの読者へ

一年目のワインは量がとても少ないと考えられ、すぐにヨーロッパで手に入る可能性は高くありません。それでも、日本のワインが「涼しい山の産地」へ広がっていく流れを知るには良い例です。日本ワインを扱う専門店で長野県産のワインを見かけたら、造り手の経歴や畑の標高、土の特徴といった説明にも目を向けてみてください。産地の背景を知ると、ヨーロッパの山のワインとの違いや共通点が見えてくるかもしれません。
参考・出典
本記事は上記の公開情報をもとに The Sake Wire 編集部が要約・執筆したものです。画像は自社素材を使用しています。
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