泡盛がカンヌ映画祭公認の祝宴に2年連続登場
沖縄・神村酒造の泡盛「守禮」が、第79回カンヌ国際映画祭の公認セレモニー「CANNES GALA」で2年連続の公式採用となった。

沖縄県うるま市の蔵元・神村酒造(Kamimura Shuzo)の発表によると、同社の泡盛「守禮YUI45度」と「守禮30度」が公式に採用されました。採用されたのは、2026年5月17日にフランス・カンヌで開かれた第79回カンヌ国際映画祭の公認セレモニー「CANNES GALA」です。泡盛は米を原料に沖縄で造られる蒸留酒です。蔵によれば600年以上の歴史があり、日本最古の蒸留酒とされています。前年の「暖流」シリーズに続き、2年連続の採用です。
映画祭の公認ガラで2年連続

CANNES GALAはカンヌ国際映画祭の公認行事です。次の世代を担うアーティストや文化人、経営者が世界各地から集まります。これからのコンテンツ産業を支える人々をたたえる授与式やチャリティーイベントも開かれ、芸術とビジネスを結ぶ場とされています。2025年には同社の「暖流BLESS46度」と「暖流CRAFT40度」が採用されました。今年は主力ブランドの「守禮」で参加しました。
伝統の酒器で振る舞われた古酒

会場では、日常酒として親しまれている「守禮30度」が水割りで出され、魚料理と合わせられました。デザートの時間には「守禮YUI45度」が、沖縄から持ち込んだ伝統的な酒器で参加者全員に少量ずつストレートで出されました。酒器は、注ぎ口の付いた丸い器「カラカラ」と小さな杯「チブグヮー」です。見慣れない形の酒器に参加者は興味を示し、使い方を尋ねる人も多かったといいます。蔵によると、「C’est bon!」という称賛の声も数多く聞かれました。
22年古酒と「仕次ぎ」を重ねた一本
「守禮YUI45度」は、長く熟成させた古酒(クース。3年以上熟成させた泡盛)をブレンドした限定品です。先代から受け継いだ22年古酒と21年古酒、熟成期間や酵母が異なる古酒に加え、ある特別な古酒を合わせています。2012年から毎年の感謝祭で、総勢936人が「仕次ぎ」をしてきた古酒です。仕次ぎとは、古い酒を汲み出した分だけ若い酒を足して熟成を続ける沖縄の伝統的な方法です。シェリーのソレラにも似た考え方です。蔵は味わいの特徴として、和三盆(日本の上品な砂糖)のような甘さと、カカオを思わせる余韻を挙げています。販売数は700本限定です。
この限定品をヨーロッパで手に入れるのは難しいでしょう。ただ、日本の蒸留酒を扱う専門店では泡盛が並ぶこともあります。探すときは、ラベルの「古酒(kusu)」の表記と熟成年数に注目してください。カンヌでの飲み方もそのまま参考になります。若い泡盛は水割りにして魚介料理と、古酒は小さなグラスでストレートのまま少しずつ食後に楽しむ方法です。神村酒造の泡盛は「守禮」「暖流」の銘柄名で探せます。
参考・出典
本記事は上記の公開情報をもとに The Sake Wire 編集部が要約・執筆したものです。画像は自社素材を使用しています。
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