The Sake Wire

厚岸ウイスキー「秋分」発売、二十四節気シリーズ完結作か

北海道の厚岸蒸溜所が柑橘系の爽快な味わいのシングルモルト「秋分」を発売し、販売店の案内ではこれが二十四節気シリーズの完結作とされている。

秋の光に照らされた、淡い金色のウイスキーのグラス
秋の光に照らされた、淡い金色のウイスキーのグラス — 写真: Marcelo Gonzalez(Pexels)

二十四節気を巡ったシリーズの終着点

北海道の東部、太平洋に面した厚岸町にある厚岸蒸溜所(運営は堅展実業)は、2026年8月に「厚岸シングルモルトジャパニーズウイスキー 秋分」を発売しました。二十四節気とは、太陽の動きをもとに1年を24の時期に分ける東アジア由来の暦です。「秋分」はそのひとつで、昼と夜の長さがほぼ同じになる9月下旬の節目を指します。厚岸蒸溜所はこの暦の名前をひとつずつ付けたシングルモルト(ひとつの蒸溜所で、大麦麦芽だけを原料に造るウイスキー)を順番に発売してきました。販売店の案内によると、今回の「秋分」がシリーズの最後の1本になるとのことです。ただし、これは蒸溜所の公式発表ではなく販売店側の情報である点に注意が必要です。

柑橘系の爽やかな1本、まずは地元から

柑橘の皮と淡い琥珀色の蒸溜酒。爽やかな香りのイメージ
柑橘の皮と淡い琥珀色の蒸溜酒。爽やかな香りのイメージ — 写真: Dextar Studio ™(Pexels)

地元紙の釧路新聞によると、「秋分」は柑橘系の爽快な味わいが特徴です。発売にあわせて、町内の3カ所で購入の受け付けが始まりました。受付先は、道の駅「コンキリエ」、厚岸漁業協同組合の直売店、釧路太田農業協同組合です。まずは地元の人たちに届ける売り方で、海外向けの出荷量や時期は元の記事では触れられていません。蒸溜所の地元である漁業と農業の協同組合が販売の窓口になっている点からも、このウイスキーが町と結びついていることがうかがえます。

ヨーロッパでどう楽しむか

生牡蠣など海の幸の盛り合わせ
生牡蠣など海の幸の盛り合わせ — 写真: Larbigno •(Pexels)

厚岸はヨーロッパのウイスキー愛好家の間でも話題になることのある名前で、シリーズを追ってきた人にとって完結作とされる「秋分」は気になる1本でしょう。ヨーロッパで手に入れたいなら、日本のウイスキーに強い専門店や輸入業者に入荷の予定を問い合わせるのが近道です。飲むときは、まずストレートで柑橘系とされる香りを確かめ、次に水を数滴加えて香りがどう開くかを比べてみてください。炭酸水で割るハイボールも、爽快さを生かす飲み方のひとつです。料理と合わせるなら、厚岸が牡蠣の産地として知られることにちなんで、生牡蠣や白身魚のカルパッチョなど海の幸がよいでしょう。シリーズの他の作品を持っている人は横に並べて飲み比べ、季節の名前がそれぞれの味にどう表れているかを探るのも楽しみ方のひとつです。

参考・出典

本記事は上記の公開情報をもとに The Sake Wire 編集部が要約・執筆したものです。画像は自社素材を使用しています。

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