秋田の酒造組合が新体制 伊藤会長続投、副会長に平川氏
秋田県の蔵元33社でつくる秋田県酒造組合が5月の総会で役員を改選し、伊藤会長の再任と、新しい副会長に平川氏を選ぶことを決めた。
33の蔵元が集まった総会
秋田県は日本の本州の北部にあり、日本海に面しています。冬が長く雪の多い土地で、昔から日本酒づくりが盛んです。県内の蔵元33社でつくる秋田県酒造組合は5月27日、県庁所在地の秋田市にあるホテルで今年度の通常総会を開きました。出席者は委任状による出席を含めて30人でした。総会では昨年度の事業報告と決算を承認しました。また、役員の任期が終わったため改選を行い、伊藤会長の再任と、新しい副会長に平川氏を選ぶことを決めました。なお、地元紙の秋田魁新報は、2人とも姓だけを報じています。
酒造組合の役割と今回の人事
日本では、都道府県ごとに蔵元が集まって酒造組合をつくっています。組合は一般に、造り手どうしの技術研修や品質の研究、品評会の開催、地域の酒のPRなどを担い、行政との窓口にもなります。蔵元一社だけでは難しい取り組みを、地域全体で進めるための組織です。今回は会長が続けて務める一方で、副会長には新しい人が加わりました。これまでの方針を引き継ぎつつ、新しい視点を取り入れる体制とみられます。新体制がどのような事業に力を入れるかは、今後の活動で明らかになっていくでしょう。
ヨーロッパで秋田の酒を味わうには
寒い土地の秋田では、低い温度で時間をかけて発酵させた、きめが細かく穏やかな味わいの酒が多いといわれます。ヨーロッパで探すときは、ラベルやお店の説明にある産地「秋田県」の表示が手がかりになります。県が独自に開発した酒米「秋田酒こまち」の名前も目印です。ラベルの「吟醸」は、米を外側から削り、元の重さの60%以下にしてから造った酒のことです。この割合を「精米歩合」と呼びます。数字が小さいほど、香りが華やかで軽やかな味わいになりやすいとされます。まずは少し冷やして、ワイングラスで香りを確かめてみてください。白身魚やきのこの料理と合わせる楽しみ方もあります。業界の体制が新しくなった今年、秋田の造り手からどのような酒が届くのか、注目していきましょう。
参考・出典 秋田魁新報「秋田県酒造組合、伊藤会長を再任 新副会長に平川氏」 https://www.sakigake.jp/news/article/20260603AK0031/
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