The Sake Wire

福徳長、淡麗辛口の晩酌酒に3リットルサイズを追加

千葉県松戸市の福徳長酒類が、手頃な淡麗辛口清酒「す〜っと飲めてやさしいお酒」に3,000mlサイズを加え、9月28日から日本全国で発売した。

食卓の日本酒(イメージ)
食卓の日本酒(イメージ) — 写真: Frederick Shaw(Unsplash)

日本の酒造大手オエノングループに属する福徳長酒類株式会社(本社:千葉県松戸市、東京の東隣)は、シリーズ「福徳長 す〜っと飲めてやさしいお酒」の淡麗辛口タイプに3,000mlの大容量サイズを追加し、2026年9月28日から全国で発売した。狙いは明快で、「毎晩の一杯」を担う日常酒を、より大きく、より安く届けることにある。

1.8リットルの成功を受けて

晩酌で楽しまれる淡麗辛口の清酒のイメージ
晩酌で楽しまれる淡麗辛口の清酒のイメージ — 写真: Frederick Shaw(Unsplash)

この商品は国産米100%と天然水で仕込んだ清酒で、淡麗辛口、つまり軽やかですっきりと辛口に仕上げたスタイルだ。冷やしても、常温でも、温めても飲めることを売りにしている。2025年11月にまず1,800mlサイズ(日本で伝統的に「一升瓶」と呼ばれる大きさ)を発売したところ、味と価格の両面で好評だったため、今回さらに大きな3,000mlをラインアップに加えた。日本の家庭では夕食とともに晩酌を楽しむ習慣が根強く、こうした毎日飲む層に向けた製品は「価格あたりの量」が選ばれる基準になる。

「瞬冷造り」という独自製法

仕込みに使う米(イメージ)
仕込みに使う米(イメージ) — 写真: Mari M(Pexels)

シリーズ全体に共通するのは、同社が「瞬冷(しゅんれい)造り」と呼ぶ製法だ。醸造の過程で米に瞬間的に熱を加え、直後に急速冷却することで、米のうまみを引き出しつつ軽い口当たりを実現するという。仕込みは南アルプスや富士山を望む自然豊かな土地で行われている。プレスリリースが強調するのは純米や吟醸といった等級ではなく、名前のとおり「す〜っと」飲める飲みやすさと手頃な価格の両立であり、日本の日常酒市場がどこで勝負しているかがよく分かる。

ヨーロッパの読者へ

日本酒の酒器(イメージ)
日本酒の酒器(イメージ) — 写真: Szymon Shields(Pexels)

3リットルの日本酒は、輸出向けにはまず出回らない。だがこのニュースは、日本人が日常的に飲んでいる酒の実像を教えてくれる。ヨーロッパの日本酒売り場にはプレミアム品が並びがちだが、日本国内の消費の大半を支えているのは、こうした「毎晩の食卓のための酒」だ。ワインでいえばテーブルワインやバッグインボックスに近い位置づけと考えれば分かりやすい。手の届く価格の淡麗辛口を見つけたら、冷やすだけでなく、これから寒くなる季節にはぬる燗(約40度)で試してみてほしい。軽い辛口は温めると米の風味がふくらみ、煮込み料理やチーズとの相性も良くなる。「高級酒だけが日本酒ではない」という視点を持つと、日本酒の楽しみ方は一気に広がる。

参考・出典

本記事は上記の公開情報をもとに The Sake Wire 編集部が要約・執筆したものです。画像は自社素材を使用しています。

秋田の酒を EU で試す — €6 から

180ml のお試しサイズと、日本酒・ワイン・ビール・ジンのフルボトル。アムステルダムから EU 域内へ発送。

ショップへ →