The Sake Wire

秩父のイチローズモルト、WWAで通算8度目の世界一

埼玉県秩父市のベンチャーウイスキーが、WWA2026のブレンデッド・リミテッドリリース部門で世界最高賞を受け、通算8回目の快挙となった。

埼玉県秩父市にある株式会社ベンチャーウイスキーが、国際的なウイスキー品評会「ワールド・ウイスキー・アワード(World Whisky Awards、WWA)2026」で世界最高賞を受けました。部門はブレンデッドウイスキー・リミテッドリリース部門です。同社がこの賞を受けるのは通算8回目になります。地元の秩父市は、ウイスキーを通じて市の名を世界に広めたとして、同社に感謝状を贈りました。

通算8回目の世界最高賞

琥珀色のウイスキーを注いだテイスティンググラス
琥珀色のウイスキーを注いだテイスティンググラス — 写真: Thomas Park(Unsplash)

秩父市長のブログによると、同社が初めて世界最高賞を受けたのは2017年です。このときの部門はシングルカスク・シングルモルト部門でした。シングルカスクとは、ひとつの樽の原酒だけを瓶詰めしたウイスキーのことです。その後は、ブレンデッドウイスキー・リミテッドリリース部門で何度も世界最高賞を受けています。2018年から2021年まで4年続けて受賞し、2023年と2025年、そして今回の2026年にも受賞しました。数量限定のブレンデッドという同じ部門で7回の世界最高賞です。同じ部門で繰り返し高い評価を受けていることがわかります。

秩父の造り手

山に囲まれた盆地に朝もやがかかる風景
山に囲まれた盆地に朝もやがかかる風景 — 写真: Leandro De Torres(Unsplash)

ベンチャーウイスキーの代表取締役社長は肥土伊知郎(あくと・いちろう)氏です。会社は、東京の北西にある埼玉県秩父市の「秩父みどりが丘工業団地」で操業しています。秩父は、山に囲まれた盆地にある町です。同社のウイスキーは「イチローズモルト」という名前で知られており、日本のクラフトウイスキーを代表する銘柄のひとつです。小さな町の造り手が国際舞台で何度も結果を出していることは、日本のウイスキーづくりの力を示す例のひとつといえそうです。

ブレンデッドの楽しみ方

ブレンデッドウイスキーは、性格の違う複数の原酒を組み合わせて味をつくるウイスキーです。どの原酒をどれだけ合わせるかを決めるブレンダーの腕が、味を大きく左右します。今回受賞したのは数量限定品なので、ヨーロッパで手に入れるのは簡単ではありません。まずはウイスキー専門店や品ぞろえの多いバーで、イチローズモルトのボトルを探してみてください。最初はストレートで香りを確かめ、そのあと水を数滴加えてみましょう。香りの開き方が変わり、ブレンドの奥行きがわかりやすくなります。日本の造り手がどの部門で評価されているかを知りたい人は、WWAの結果発表にも注目してみてください。

参考・出典

本記事は上記の公開情報をもとに The Sake Wire 編集部が要約・執筆したものです。画像は自社素材を使用しています。

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