The Sake Wire

黒ラベルに秋の新作「EXTRA DEEP」

サッポロビールが看板ビール「黒ラベル」シリーズの新作「EXTRA DEEP」を2026年10月27日に日本で発売し、通常の黒ラベルより1.2倍長い熟成で麦のうまみを深めた。

グラスに注がれた黄金色のラガービール(イメージ)
グラスに注がれた黄金色のラガービール(イメージ) — 写真: cottonbro studio(Pexels)

日本の大手ビール会社サッポロビールが、主力ブランド「サッポロ生ビール黒ラベル」シリーズの新しい商品「EXTRA DEEP(エクストラディープ)」を2026年10月27日に日本国内で発売します。業界紙の日本食糧新聞が10月2日に伝えました。秋が深まる時期に合わせた商品で、熟成期間をいつもより長くとり、最初の一口で感じる麦の味わいを強めたのが特徴です。日本酒の話題が多い当メディアですが、日本のビール会社が「熟成」で味の差をつくろうとしている点は、日本のお酒全体の流れとして注目できます。

長い熟成で引き出す麦のうまみ

ビールを熟成させるステンレスのタンク(イメージ)
ビールを熟成させるステンレスのタンク(イメージ) — 写真: ELEVATE(Pexels)

EXTRA DEEPの中心にあるのは熟成です。サッポロビールが独自に開発した「旨さ長持ち麦芽」を使い、通常の黒ラベルと比べて1.2倍の期間をかけて熟成させています。ビールの熟成は、発酵を終えたビールを低温で寝かせて味を落ち着かせる工程です。この期間を延ばすことで、麦芽に由来するうまみを一口目からはっきり感じられる味わいを目指したといいます。アルコール分は5.5%です。なお、日本で「生ビール」と表示されるビールは、加熱殺菌をしていないものを指します。

「こだわり」を楽しむ大人の時間のために

秋の夜にゆっくり楽しむ一杯のラガー(イメージ)
秋の夜にゆっくり楽しむ一杯のラガー(イメージ) — 写真: Francisco Galarza(Unsplash)

商品のテーマは「こだわり・追求」です。サッポロビールは、自分の好みをしっかり持つ大人が、一人でくつろぐ私的な時間にゆっくり味わう姿を想定しています。乾杯の一杯として勢いよく飲むよりも、季節の空気を感じながら少しずつ味わうビールという位置づけです。定番ブランドの名前を保ったまま、熟成の長さという一つの要素を変えて新しい表情を見せる手法は、日本のビール市場で季節商品がどのように企画されるかをよく示しています。

ヨーロッパでどう楽しむか

秋の味覚とビールの組み合わせ(イメージ)
秋の味覚とビールの組み合わせ(イメージ) — 写真: Kier in Sight Archives(Unsplash)

一次情報では日本国内での発売のみが伝えられており、ヨーロッパでの販売予定は明らかになっていません。手に入れたい場合は、日本の食品やお酒を扱う専門店や輸入業者の入荷情報を確認するのが近道です。もし手に取る機会があれば、冷やしすぎずに背の高いグラスに注ぎ、最初の一口で麦の味わいがどう感じられるかに注目してください。焼き栗やきのこのソテー、ローストした肉など、ヨーロッパの秋の料理とも合わせやすいはずです。日本の大手ビール会社が「長い熟成」を新しさの軸にしていることは、日本のお酒づくりの今を知る手がかりにもなります。

参考・出典

  • 日本食糧新聞「サッポロ生ビール黒ラベル <EXTRA DEEP(エクストラディープ)>(サッポロビール)2026年10月27日発売」

参考・出典

本記事は上記の公開情報をもとに The Sake Wire 編集部が要約・執筆したものです。画像は自社素材を使用しています。

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