韓国の輸入ビール、半数近くが日本産に
2026年上半期、韓国が輸入したビールの46.9%を日本産が占め、輸入量は前年同期比33.5%増と大きく伸びました。
輸入量の半分近くが日本産に
韓国関税庁の貿易統計によると、2026年1〜6月に韓国が輸入したビールは12万4200トンでした。前年同期より8.1%多い量です。このうち日本産は5万8305トンで、前年同期の4万3676トンから33.5%増えました。輸入全体に占める日本産の割合も、1年で38.0%から46.9%に上がっています。輸入全体の増加は9337トンでしたが、日本産だけで1万4629トン増えました。日本以外の41カ国からの輸入は、逆に7.4%減っています。ほかの国の減少分を、日本産の伸びが大きく上回ったことになります。
手頃な価格と親しみやすさが追い風に

背景の一つは価格です。上半期の日本産ビールの輸入単価は1キロ当たり0.79ドルでした。42カ国の平均は0.88ドルで、日本産はそれより安く、前年よりもさらに下がっています。ベトナム産や中国産とほぼ同じ水準です。一方、単価の高い国からの輸入はそろって減りました。1キロ当たり1.09ドルのオランダ産は、前年同期比71.5%減の3944トンでした。米国産とアイルランド産も減っています。
店頭での販売も伸びています。サッポロビールによると、2026年上半期の韓国での販売量は前年同期比52%増でした。2025年上半期の59%増に続く大きな伸びです。業界関係者は、円安で日本を訪れる旅行者が増え、旅先で飲んだビールを帰国後にも買う人が増えていると見ています。日本ブランドへの親しみや高級感、好感度も重なって効いているようです。
ヨーロッパの読者が注目したい点

今回の数字からは、日本のビールがアジアの近隣市場で、旅の思い出と結びついた「いつもの一杯」になりつつあることがわかります。オランダ産ビールが韓国で大きく数を減らしたことも、ヨーロッパのビール業界にとっては見逃せない変化です。ヨーロッパでも、日本の大手ブランドのラガーはアジア食材店や日本食レストランで比較的見つけやすいビールです。すっきりした味わいのものが多いので、よく冷やして、寿司や焼き鳥、揚げ物と合わせると特徴がわかりやすいでしょう。日本酒と同じように、料理との相性を考えて選ぶと楽しみ方が広がります。
参考・出典
本記事は上記の公開情報をもとに The Sake Wire 編集部が要約・執筆したものです。画像は自社素材を使用しています。
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