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受賞Yamaguchi公開 2026年9月16日

IWC最高賞に山口の「天美」 新興蔵が世界の頂点へ

世界最大級のワイン品評会IWCの日本酒部門で、山口県の長州酒造「天美」が最高賞を受賞した。

Sake brewing, Japan
Photo: MADE IN AKITA(自社素材)

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世界最大級のワイン品評会「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)」の2026年SAKE部門で、山口県下関市の長州酒造が醸す「天美 純米吟醸 蛍天」が最高賞「チャンピオン・サケ」に選ばれた。約1700銘柄が出品された中での頂点であり、山口県の酒蔵としては初の快挙だ。9月14日、岡本晋社長らが県庁を訪れ、村岡知事に受賞を報告した。

「日本酒界のオスカー」とは

IWCはロンドンを拠点とする国際的なワイン品評会で、2007年から日本酒部門を設けている。その最高賞であるチャンピオン・サケは、日本国内で「日本酒界のオスカー」とも呼ばれ、受賞蔵の海外での知名度を大きく押し上げてきた。今回受賞した「天美 純米吟醸 蛍天」は、米と水だけで造る純米酒のうち、米の外側を4割以上削って醸す「純米吟醸」という等級にあたる。青リンゴを思わせる爽やかな香りが特徴で、暑い季節向けに仕込まれる「夏酒」として、通常よりアルコール度数を下げて飲みやすく仕上げられている。

廃業寸前の蔵を引き継いだ新興ブランド

山口県は本州の西端に位置し、日本酒の産地としては近年注目が高まっている地域だ。長州酒造の歩みはまだ浅い。太陽光発電システムの製造・販売を手がける長州産業が、廃業の危機にあった老舗の酒蔵を引き継ぎ、2020年から「天美」の醸造を始めた。異業種からの参入からわずか数年で世界の頂点に立ったことになる。岡本社長は、すでに海外展開の取り組みを始めていると語り、今回の受賞を追い風に、若い世代や海外の消費者にも日本酒を届けたいと意欲を示した。

ヨーロッパの読者へ

受賞酒「蛍天」は今年の販売をすでに終えており、次に手に入るのは来春以降の見込みだ。ただし「天美」ブランドはこの一本だけではない。IWCのチャンピオン・サケは、受賞後にヨーロッパの専門店やレストランで扱いが広がることが多いので、まずはお近くの日本酒専門店で「Tenbi」の名前を尋ねてみてほしい。フルーティーで軽やかな香りが持ち味の蔵なので、しっかり冷やしてワイングラスで飲むと、青リンゴのようなニュアンスがつかみやすい。白身魚や野菜料理、軽めのチーズとの相性も良く、日本酒を初めて試す友人と分け合う一本としても向いている。

参考・出典

本記事は上記の公開情報をもとに The Sake Wire 編集部が要約・執筆したものです。画像は自社素材を使用しています。

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